2025年8月21日(木)
無期転換1年前倒し実現
KBS京都労組
KBS京都放送労働組合は、春闘で有期雇用労働者の無期雇用転換を従来より1年前倒しする成果を勝ち取りました。これまで無期転換に対応していなかった部署で、初の前倒し無期転換が誕生しました。(田代正則)
![]() (写真)無期転換前倒しを実現したKBS労組の人たち=6月24日、京都市 |
労働契約法の無期転換権は、有期雇用で勤続5年を超過することで発生します。1年契約の場合は、5回の契約期間を経過し、有期雇用として6回目の契約期間に入ったときに無期転換権が発生。会社に申し込むことで、次の契約更新(7年目)から無期雇用になります。
KBSの有期雇用は上限3年とされていました。これを2013年以来、組合が有期雇用の組合員の雇用延長を要求し、1年ずつ契約更新して勤続5年を突破し、無期転換を実現してきました。今年の春闘で、5年目の雇用延長を1カ月長い13カ月とさせたことで無期転換権を発生させて、1年前倒しの6年目に無期転換する形にしました。
この成果を使い、ニュースデスクサブの女性常勤アルバイトスタッフについて、雇用延長を申し込みました。これまで会社が無期転換に応じてきた職場は、カメラアシスタント、テレビ進行、パブリックセンターの3カ所でした。それ以外の部署での雇用延長の要望に、会社は当初、難色を示しました。
放送記者たちからも当該スタッフに仕事を続けてもらいたいと声があがりました。組合の職場支部で、雇用延長を求める集会を開催。署名を集め、支部の組合員数30人を超える42人分を会社に提出すると、会社も雇用延長すると回答しました。次の契約期間内に無期転換権が発生することが確定しました。
契約更新日の6月24日、KBS労組は無期転換確定を祝う会を開催。女性は「報道に携わる仕事にやりがいをもっていたので、続けられることになってうれしい」と話しています。
KBS労組は、派遣労働者が3年で直接雇用に転換する制度も実現しており、今回の無期転換前倒しによって、派遣3年→有期雇用5年1カ月→無期雇用への道筋が整備されています。
今月、テレビ進行の職場で派遣社員からの道筋を通って、2人目の前倒し無期転換を確定させた組合員が誕生しています。
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