2025年8月18日(月)
エア・カナダCA 40年ぶりにスト
地上業務に賃金払え
【ワシントン=柴田菜央】カナダ最大の航空会社エア・カナダの客室乗務員(CA)が16日、賃上げや待遇改善を求めてストライキを実施しました。エア・カナダの客室乗務員によるストは1985年以来40年ぶりと報じられています。一方、エア・カナダは17日、政府の介入に基づく調停でストを終わらせる指令が当局から出されたとし、同日にも運航を再開する予定だと発表しました。労組は抗議しています。
ストは、エア・カナダと同社傘下の格安航空エア・カナダ・ルージュの客室乗務員約1万人を代表するカナダ公共労働組合(CUPE)が実施。トロント、バンクーバーなどカナダの主要空港に集まった客室乗務員は、「無給=不公平」などと書かれたプラカードを掲げました。
CUPEは、搭乗手続きなど地上での業務に対する賃金の支払いを求めています。米メディアによると近年、デルタ航空、アメリカン航空、アラスカ航空など米国の主要航空会社の中には、地上での業務に賃金を支払う会社が出てきています。
また、会社側は4年間で38%の賃上げを提案していましたが、CUPEは不十分だとして受け入れを拒否しました。
カナダ政府は16日、エア・カナダからの要請を受けて、カナダ産業関係委員会(CIRB)に対し、労使双方に拘束力のある調停を行ってストを直ちに終わらせるよう働き掛けていました。
ロイター通信によると、CUPEのヘンリー・ラーデン副議長は、政府の対応について「非常に不快だ」と表明。「エア・カナダは誠意をもって私たちのもとに来て、組合員に影響する問題に対処すべきだ」と批判しました。
CUPEは「政府は労働者の権利を侵害し、まさにエア・カナダが望んでいる物を与えている」と非難する声明を出しました。








