2025年8月17日(日)
核禁条約参加 政府実現を
戦争はごめん女性のつどい
コービン氏ら招き
![]() (写真)講演するジェレミー・コービン氏=16日、東京都文京区 |
日本婦人団体連合会(婦団連)は16日、原水爆禁止日本協議会(日本原水協)の土田弥生事務局次長と来日している英下院議員・核軍縮運動(CND)副会長・前労働党党首のジェレミー・コービン氏らを招いて「戦争はごめん女性のつどい」を東京都内で開きました。大軍拡に反対し、核兵器禁止条約に参加する日本の実現に向け、運動を広げる決意を固め合いました。
主催者あいさつで小畑雅子会長は、戦争・被爆80年を機に、核兵器の非人道性を被爆者とともに世界に広げ、日本政府の核兵器禁止条約への一日も早い参加を求めるとともに、核兵器をなくすための運動を呼びかけました。
土田氏は講演で、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)のノーベル平和賞受賞や核使用の危機にある世界情勢を説明し、核保有国と「核の傘」の国の運動が重要だと指摘。国内世論を変え、日本政府を禁止条約に参加させる取り組みの飛躍を呼びかけました。
コービン氏は、日本被団協のノーベル平和賞受賞がどの団体よりも最もふさわしいし、賞そのものの価値を高めたと称賛。来年の核不拡散条約(NPT)再検討会議に向け、日本でイギリスで、そして世界で運動することや、軍事費を医療や持続可能な環境づくりへあてるよう求めていこうと語りました。
平和と正義プロジェクト国際コーディネーターのローラ・アルバレス・トニス氏は、パレスチナ・ガザ地区でのイスラエルのジェノサイド(集団殺害)に、世界が連帯して反対の声をあげることを呼びかけました。









