2025年8月16日(土)
参政党88議員、集団参拝
参政党は終戦記念日の15日、神谷宗幣代表はじめ全国会議員18人と地方議員70人で東京・九段北の靖国神社に参拝しました。特定の党派がこれだけの規模で靖国神社を集団参拝したのは前代未聞です。
参拝後、神谷氏は記者団から参拝の意味合いを問われ、終戦80年の節目と「参議院選挙で大きな期待を皆さんからいただいた」ことを挙げ、全国会議員に参拝を呼び掛けたと明らかにしました。首相の参拝について「総理も参拝していただきたい」と主張。参拝に対する近隣諸国からの批判を問う質問には回答を避けました。
神谷氏が参拝を終え玄関から現れると、日の丸の旗など日本軍を連想させるグッズを身につけた支持者から「神谷さん、がんばれ」「自民党を倒してくれ」などの声がとび、大きな拍手喝采が起こりました。その後、神谷氏は一般の参拝者らが並ぶ拝殿の前に移動。少なくとも50人以上の参政党の国会・地方議員と一堂に並び、写真撮影しました。社内で参政党の“集会”が開かれる異様な状況となりました。
同日に参政党が発表した談話は「大東亜戦争から終結80年」「西洋列強の帝国主義の掟(おきて)に合わせて軍事力を競い抜いた77年の歩みは、大東亜戦争の敗戦によって幕を閉じました」と述べますが、戦前に日本が行った中国や東南アジア諸国への侵略や朝鮮半島の植民地化には触れていません。








