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2025年8月14日(木)

「三日攻防」トイタ候補奮闘

石垣市長選17日投票 市政転換訴え

 沖縄県石垣市長選(17日投票)は、最後の最後までの奮闘が勝敗を決する最終盤の「三日攻防」に突入します。市議会野党勢力が推すトイタ芳行氏(無所属、新)と、市の公文書改ざん問題で不信任決議を受け自動失職し、出直し5選を狙う前市長の中山義隆氏(自民・公明推薦)との大激戦・大接戦の一騎打ち。トイタ氏は13日、中山氏の「長期政権」から「市民ど真ん中」の市政への転換を訴え、市内を駆け巡りました。


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(写真)市民に激励の言葉をかけられる、トイタ芳行市長候補=13日、沖縄県石垣市

 トイタ氏は、市長選の発端となった公文書改ざんは「絶対にあってはならない」と強調しました。さらに、市長選を優位に進める思惑から自民党が主導して不信任案が可決されたことに言及し、市長選を権力にしがみつく道具にしていると批判。「市民の手に市政を取り戻す」と訴えました。

 中山氏が政策に掲げる、公共性・採算性が定かでない「台湾航路」開設などは、生活に困っている市民の課題を解決しないと指摘し、学校給食の完全無償化など市民生活の足もとを支える施策を「しっかりと進める」と力を込めました。

 足を止めて演説を聞いた買い物帰りの女性(78)は、中山市政のままでは「生活はよくならない」と話し、「トイタさんに頑張ってほしい」と語りました。


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