2025年8月14日(木)

未明に線状降水帯が発生

金沢　床上・床下浸水６０棟

　石川県内では７日未明、加賀地方に発生した線状降水帯にともなう大雨で、金沢市は市内８地区で床上浸水１０棟・床下浸水５０棟の被害がありました。（１２日現在）

　その一つ同市木越地区を流れる柳橋川の水位が７日朝、上昇しあふれそうになりました。１３日は川の土手に泥が残っていました。同地区に住む男性は７日朝、自宅前の用水路から水があふれたといいます。水位上昇した柳橋川があふれそうになり、用水路から柳橋川に流すポンプが止まったためです。

　水は膝の高さまできたという男性。自宅横にある倉庫の扉が水圧で曲がり、市に罹災（りさい）証明を出しました。「ここまで水位が上がったのはこの２０年間で２回目です」

　同地区に住む女性は「あと１時間雨が降り続いていたら柳橋川があふれていたかもしれない」と当時の状況を振り返りました。