2025年8月10日(日)
日本政府は核禁条約批准を
世界大会参加者が署名呼びかけ
長崎市の繁華街
![]() (写真)日本政府に核兵器禁止条約の批准を求める署名を訴える海外代表=9日、長崎市 |
被爆80年・原水爆禁止世界大会の参加者は9日午後、長崎市内の繁華街で「日本政府に核兵器禁止条約の署名・批准を求める署名」に取り組みました。「長崎のうたごえ協議会」の演奏とともに海外代表ら約60人が訴え、45分間で317人が署名しました。
2回目の大会参加のキム・ミンジョンさん(29)=韓国=は「被爆80年の世界大会は、被爆者たちの声が今まで以上に心に響いて新鮮だった。日本政府の禁止条約への参加は、被爆者たちが一番大事にしている要求で必要なこと」だとのべ、道行く人たちに積極的に声をかけていました。
東京の大学に通う被爆3世の男性(26)は「夏休みで帰省中です。東京にいるとこういう活動はあまりないので、帰ってきて平和の大事さをあらためて感じた」と語り、27歳の女性は「祖母が医療従事者で原爆に遭った人の看護にあたっていたと聞いている。戦争や核兵器はなくなってほしい」と署名しました。
通訳の助けを受け、協力を呼びかけたポルトガル労働総同盟のジョアン・バレイロスさん(36)は「禁止条約に国が署名することは重要です。ポルトガル政府もサインしていないので、平和運動や労働運動では政府に署名を求めている」とのべました。









