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2025年8月10日(日)

原水爆禁止世界大会ナガサキデー集会

被爆の実相つなぐ

セッションⅡ 草の根の運動交流

写真

(写真)平和と核廃絶に向けた取り組みを報告する平和ゼミナールの高校生たち=9日、長崎市

 セッションⅡ「核兵器禁止条約に参加する日本を―草の根の運動交流」では、平和について学び交流する全国の高校生平和ゼミナールの高校生と大軍拡が進む九州・沖縄の様子とそれに抗するたたかいが報告されました。

 北海道の高校生は、被爆者の話を聞き、被爆者が立ち上がったように、核の脅威を後世に語り継ぎ、自らが平和のために行動すべきだと思ったと決意を語りました。

 各地の高校生平和ゼミナールの活動では、大阪府の高校生が休部状態だった平ゼミを高校のクラブ活動として復活させ、部員5人で被爆者の思いを受けとめ、署名活動に取り組んでいることを報告しました。

 このほか「私たちは日本政府が核兵器禁止条約に参加する日まで署名に取り組む」(東京)、「被爆者の声を直接聞ける最後の世代として、次の世代につないでいく役割がある。これからも被爆の実相を学び伝えていきたい」(愛知)などの決意が語られました。

 佐賀県原水協の田中龍一郎事務局長は、南西諸島の軍事要塞(ようさい)化など九州・沖縄で進む弾薬庫やミサイル配備、戦闘機配備などの大軍拡に反対する取り組みについて報告。「日米同盟強化と大軍拡を押しつけ、地域をゆがめる動きに立ち向かうために、日本全国、世界の仲間とともにたたかい続ける」と訴えました。

 2025年原水爆禁止国民平和大行進の通し行進者3人と、国際青年リレー行進者2人があいさつしました。


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