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2025年8月8日(金)

万博未払いに署名4.8万筆

大阪府に下請け業者ら提出

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(写真)府に要望を伝える被害業者(手前)=6日、大阪市

 大阪・関西万博のパビリオン工事代金未払い被害にあう下請け業者らは6日、吉村洋文大阪府知事(維新の会代表)や国・万博協会宛てに、連鎖倒産の危機から命を守る緊急の救済措置を求める署名(4万8617人分)を提出し、大阪府と話し合いを行いました。

 緊急の立て替え払いや、無担保・無利子の緊急融資などの要望に対し、府側は「当事者同士での解決が基本」だと突き放しました。被害業者の男性は「大阪府や万博協会のずさんな運営が原因で工期が圧縮され、現場が無法地帯となり、未払いが起きた。この状況を生み出したあなたたちも当事者だ」と批判しました。

 府の「立て替え払いに税金をあてることは難しい」「(各種の)制度融資を紹介している」という回答に男性は「未払いという言葉が出ると審査に通らない。被害者の生活が日々厳しさを増す中で、融資まで時間もかかって非現実的だ。実効的な支援策を示して」と強調。その上で「吉村知事は、私たちが『税金で全額補てんして』と主張しているかのように言うが、印象操作はやめてほしい。今を乗り越える力を一時的に貸してください。本当にそれだけです」と話しました。


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