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2025年8月6日(水)

被爆80年 日本被団協が声明

 日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)は5日、被爆80年の声明を発表しました。

 広島・長崎に原爆が投下され、人類が核時代に入って80年。被爆者の平均年齢は86歳を超え、残された時間は少なくなる一方、ウクライナやパレスチナ・ガザ地区の惨状など戦争は収まらず、核使用の危機が増していると指摘。最優先の課題は、核保有国のリーダーたちを核兵器禁止条約に近づけることであり、「唯一の戦争被爆国」の日本政府が、同条約の締約国会議へのオブザーバー参加を拒否し、防衛費を増大し、米国との「核共有」に進むなど「核なき世界」への逆行を到底許すことはできないと強調しています。

 日本被団協は、この運動を次の世代がさらに工夫して築いていくことを期待するとともに、核兵器が人間とは共存できないことを命ある限り訴えていき、核兵器も戦争もない人間社会を求めていこうと呼びかけています。


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