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2025年8月3日(日)

津波でカキ養殖に被害

本村・吉田議員聞き取り 三重

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(写真)損壊したいかだのそばで関係者から聞き取りをする本村氏(左から2人目)と吉田氏(同3人目)=2日、三重県鳥羽市

 7月30日のロシア・カムチャツカ半島付近の巨大地震に伴い発生した津波で、三重県鳥羽市のカキ養殖場では養殖いかだが流されるなどの被害がありました。日本共産党の本村伸子衆院議員と吉田紋華三重県議は2日、被害が大きかった同市浦村町を訪れ聞き取り調査を行いました。

 40センチメートルの津波を観測した同町では、湾内のカキいかだ約2000基のうち370基以上が流され損壊しました。被害の全貌はいまだわからない状況です。

 本村氏と吉田氏は、鳥羽磯部漁業協同組合浦村支所で城山忠一理事らと懇談しました。

 同地区では、2022年のトンガ津波、昨年起きた原因不明のカキの大量死に続く今回の津波被害です。城山氏は「高齢化や資材費の高騰もあり、苦しい状況にある漁業者に追い打ちをかけるものです。養殖業を辞めようという人も出てくる」と言い、復旧や生業を続けられるための補助を求めました。

 県議会で農林水産委員会に所属する吉田氏は「現場の声をしっかり届け、県として支援できることを求めていきたい」と述べ、本村氏は「国・県・市の連携が必要です。養殖業者の皆さんが事業を続けていけるように全額補償を国に求めていきたい」と語りました。


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