2025年8月3日(日)
保育合研in群馬
“遊びの引き出しを増やしたい”
“保護者とのかかわり学びたい”
参加者の声から
2日に始まった第57回全国保育団体合同研究集会in群馬。元気いっぱいの参加者の声を紹介します。
![]() (写真)報告を聞く保育合研参加者=2日、群馬県高崎市 |
高知県から来たAさんは、保育士7年目。2回目の参加です。「1歳児を受け持っていますが、まだ言葉で表現できないので、気持ちをくみ取ってあげるのが大変です。保育合研で遊びの引き出しをもっと増やして、楽しい保育を実践したい」と話します。
「現地参加は初めて」というのは京都市の6年目の保育士。発達がゆっくりな子どもの対応に悩みます。「研修はあっても、それが目の前の子どもにあてはまるわけじゃないんですよね。どんなふうに接したらいいか学びたい」。さらに、保護者への伝え方も難しいとも。「園での様子を伝えても、『家では大丈夫です!』とピシッと線を引かれてしまう。保護者と一緒に考えるためにどうしたらいいかも交流したいです」
群馬県内の保育園で調理師をしているBさんは「物価が上がって、保育園の給食も、果物をいっぱい入れてあげたいけど、少なめにしたりしています」と言います。「園から切り詰めるように言われることはありませんが、いい調味料を使ってあげたいのに、自粛したり。子どもの食の体験をもっと豊富にしてあげたい」
県内からは、保護者もたくさん参加。ステージでは、300人をこえる子どもたちが歌いました。
年長の子どもの姿を、同県邑楽(おうら)町から見に来た38歳の母親。1歳児と父親も一緒です。「保育園ではいろいろなところに出かけて、たくさん体験させてくれるのが本当にありがたい。家族もいいけれど、『みんなで』『集団で』というのがいいですよね」と話します。子どもの体調不良で何日も仕事を休まなければいけないのがつらいとも。「子育て世代がいない部署で、『すみません』ばかりで。もっとしっかり休める制度がほしい」









