2025年8月1日(金)
国際法に基づく平和へ協力強化
田中副委員長がベトナム共産党トゥ書記局常務と会談
![]() (写真)会談に臨む田中悠副委員長(左)とチャン・カム・トゥ書記局常務=31日、ハノイのベトナム共産党本部 |
日本共産党の田中悠副委員長・書記局長代行は31日、ハノイでベトナム共産党のチャン・カム・トゥ政治局員・書記局常務と会談しました。
田中氏は、両党がこの間、核兵器禁止条約の推進、東アジア地域の平和構築、国際法に基づく平和秩序の擁護など、世界と地域の平和のために協力し、大事な成果をあげてきたと強調。国際法違反の武力行使や軍拡が起きている国際情勢に懸念を示すとともに、国際法原則と平和の文化を推進する東南アジア諸国連合(ASEAN)の取り組みを支援し、平和な地域秩序を守り発展させていくことを重視しており、両党で協力を強めたいと述べました。
田中氏は、ベトナムが2026年の核不拡散条約(NPT)再検討会議の議長国に就任することに祝意と歓迎の意を述べ、核兵器のない世界に向けた取り組みを強めるために緊密に連携したいと語りました。
田中氏は、日本の政治情勢について紹介。排外主義・極右的潮流に対して諸国民の友好と平和を103年貫いてきた党としてたたかう決意を述べました。
トゥ氏は、意義深い意見であり賛成したいと表明。両党関係が不断に強化されてきたこと、理論交流などの協力が実践的な成果を上げていることを高く評価し、引き続き緊密に連携して両党関係を強化していきたいと述べました。
トゥ氏は、日本で働くベトナム人の正当な権利の保護や、両国関係の前進で果たしてきた日本共産党の役割に謝意を表明。両党関係が両国関係のさらなる発展、地域と世界の平和と繁栄に寄与することに期待していると語りました。
田中氏は第11回両党理論交流会談に参加する日本共産党代表団の団長として30日からベトナムを訪問しています。









