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2025年7月22日(火)

「仙台平和七夕」50回記念

被団協の田中代表委員講演

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(写真)講演する田中代表委員(壇上)=19日、仙台市

 「仙台平和七夕」を毎年開催している「平和を祈る七夕市民の会」は仙台市で19日、日本被団協の田中熙巳代表委員を招き、50回記念講演会「ピカからキラへ 早寿レボリューション」を開きました。長年、平和七夕に生徒が参加している尚絅(しょうけい)学院との共催です。

 「仙台平和七夕」は、仙台七夕まつり(8月6~8日)の会場などに、折り鶴で作った全長3メートルの吹き流しを飾り、核兵器廃絶や反戦を訴える取り組みです。今年は全国から70万羽の折り鶴が届き、約80カ所で展示する予定です。

 日本被団協の田中氏が基調講演し、原爆被害者への国家補償と核兵器廃絶を世界に訴えてきた日本被団協の歴史を紹介。「これまで築いてきた核のタブーがここ数年で崩されつつある。被爆者の証言を、運動を若い人たちに引き継いでいかなければならない。一緒に頑張っていきましょう」と、「仙台平和七夕」に携わる生徒らを激励しました。

 「市民の会」の油谷重雄代表は、1976年の同会発足時のエピソードと半世紀にわたる活動を語り、「核兵器がゼロとなる日まで、平和七夕を全国からの平和の折り鶴で訴え続けていきます」と語りました。

 全校生徒で吹き流し制作をしてきた尚絅学院の生徒が、国内外の高校生らが平和について交流する「ひろしまジュニア国際フォーラム」に参加した経験を報告。核兵器禁止条約を批准しない日本政府を批判しました。


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