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2025年7月22日(火)

人質返還と停戦合意を

テルアビブで5万人超デモ

 【カイロ=米沢博史】イスラエルの商都テルアビブで19日夜、イスラム組織ハマスに捕らえられている人質の解放とガザ戦争の停戦を求める大規模なデモが行われました。主催者によると、5万人以上が参加し、国防省近くの「人質広場」から米国大使館テルアビブ支所まで行進しました。

 このデモを主催した人質・行方不明者家族会は、デモ当日の声明で、「人質には残された時間がありません。ただちに戦争を止め、全員を故郷に帰してください」「停戦合意に達するようあらゆる関係者に圧力をかけてください」など、人質家族の切実な訴えを紹介しました。

 同日、戦争に反対する市民団体「スタンディング・トゥゲザー」も、テルアビブやハイファなど各地で、犠牲となったガザの子どもたちの写真を掲げながら、即時停戦を訴えるデモや街頭宣伝を行いました。

 家族会は20日、改めて声明を発表し、イスラエルによるガザ地上作戦の拡大を厳しく批判しました。タイムズ・オブ・イスラエル紙が報じたこの声明で、家族会は「もうたくさんです。イスラエル国民の圧倒的多数が、戦争の終結と人質全員の返還を含む包括的な合意を望んでいます」と訴えています。


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