しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2025年7月20日(日)

消費税減税 賃上げ 医療守れ 差別反対 大軍拡ノー

この願い 共産党へ

 消費税減税、賃上げ、軍拡ではなく社会保障充実、反差別の願いを共産党に―。参院選投票日を翌日に控えた19日、日本共産党の支部・後援会員、サポーターらは各地で「比例は共産党」と訴えて、宣伝や支持拡大に全力をあげました。(芦川章子、今井千尋、津久井佑希)

軍事費 見直して

埼玉

 「今の私たちの生活が苦しいのは自民党政治がひどすぎるからじゃないですか」「そうだ!」。さいたま市大宮駅での伊藤岳埼玉選挙区候補の訴えに声援を返した会社員(32)は、Xで告知を見て演説を聞きに来ました。「消費税5%に減税と、その財源を大企業から取ると明確に言っているのは重要」だと話します。「差別と分断が向かう先は戦争」「平和がいいなら共産党しかない」と言います。「国会で202回質問した伊藤候補が国会からいなくなる危機感がある」と、LINEで友達に共産党への投票の呼びかけも。今度は選挙ボランティアをやってみたいと意欲を見せました。

 北朝霞駅での街頭演説。朝霞市在住の男性(46)は、党首討論での田村智子委員長の発言が面白いと思い聞きに。「共産党は昔から減税を言っている。庶民目線なのが伝わってくるし、一貫している」と話しました。

 「自分の考えに近いから支持」と言う大学2年生は、国債発行ではなく大企業に課税する財源論が良いと話します。もうけを増やしているのに大企業の法人税が下がっていることに「格差と貧困が広がっているのになぜ」と不満を示しました。財源について「防衛費も見直して、社会保障に充ててほしい」と話します。母子家庭でバイトをしながら奨学金も借りており、学費の値下げや物価に合わせた最低賃金の引き上げもしてほしいと話しました。

 デザイナー(29)は「外国人へのヘイトがやばい。共産党は人権をベースにしている」と評価します。YouTubeで共産党への投票を発信しています。

 南越谷駅で買い物のついでに演説を聞いていた会社員(38)は「税金が軍事費に使われるのは納得いかない」と話しながら、医療費・病床削減をやろうとしている自民党などに対し「一気に心が離れた」と言います。

地域医療の命綱

東京

写真

(写真)吉良よし子選挙区候補の訴えに声援を送る人たち=19日、東京・新宿駅南口

 東京都のJR新宿駅南口では午前10時から夜までのロングラン宣伝。都立病院で45年間、看護師をしてきた女性は、自公政権による医療費削減により「地域医療は崩壊寸前です」「医療を守るため、日本共産党の議席は命綱です」と訴えました。

 映画・演劇労働者後援会の男性は「インボイス導入によって映画や演劇現場の労働者は生活が成り立たず、廃業に追い込まれる人も多い。消費税減税は絶対必要。明確な財源を示し、消費税減税を打ち出しているのは共産党だけ」。

 通りがかりに演説を聞いていた男性会社員(63)は「今回は吉良さんに入れた。大企業中心の自公政治はもう終わらせてほしい。資本主義を問い直す時代にきている」と共産党への期待を語りました。

 吉良よし子選挙区候補の演説の場にも多くの人たちが駆けつけ、プラスターを掲げ、ビラを配り、支持を訴えました。

 「共産党の選挙ボランティアは初めて」という女性(39)は「差別や排外主義を掲げる政党が勢いを増すなか、共産党は明確に反対を表明してくれた。政策もデータに基づき、しっかりしている。比例も選挙区も共産党です」。

 男性(53)はパートナーと一緒に選挙ボランティアに参加しました。「弱者やマイノリティーが虐げられる社会に少しでもあらがいたい。共産党は私の願いをブレずに言ってくれる」

 20代の頃から共産党の活動をしている女性(77)は「共産党が小さくなったら戦争に引き込まれるのではという危機感がある。党創立から103年、反戦平和を掲げてきた共産党の議席を守り、80年続いてきた平和を持続させたい」と語りました。

生活に光当てて

京都

 京都市左京区の百万遍交差点では炎天下にもかかわらずたくさんの人が集まりました。大学が近いこともあり、若者の姿も多くありました。

 「ケア労働者の賃金を思い切って引き上げます」と訴えた倉林明子京都選挙区候補の演説にそろって拍手を送っていた夫妻=京都市左京区=。夫(45)には頸椎(けいつい)症性脊髄症が、妻(43)には脳性まひがあります。朝と夕方に自宅に来るヘルパーが排せつや身支度、食事の介助などで2人を支えています。「暮らしの頼りのヘルパーさんなのに、待遇も低くて数が少ない」ことを実感しています。「福祉を拡充してほしいという私たちの思いを、倉林さんはそのまま言ってくれた。議席を絶対死守して、訴えを現実にしてほしい」

 おむつ着用による陰部のかぶれなどを抑える塗り薬や、湿布が欠かせない2人。与党と維新の会が合意して「骨太の方針」に盛り込まれたOTC類似薬の保険適用からの除外を心配しています。「いま無料の薬代が一気に上がったら、払える余裕はない。共産党の躍進で止めてほしい」

 「だれでも平等に学べて、選択肢も広く持てる社会になってほしい」。そう話したのは歴史を学ぶ大学1年の女性=同区=です。演説会ではボランティアとしてビラを配布しました。

 奨学金を借りています。実家からの仕送りはありますが「余裕はない」といいます。教職の授業も受けているのでバイトの時間もあまりありません。品物が安い店舗を選んで買い物をするなどしながら、基本は自炊しています。「『節約しなきゃ』と思いながら暮らしている」。大学では親に頼れず、女性よりも苦しい生活をしている友人もいるといいます。「大企業減税をしたり軍事費に使ったり、今の与党は若者の方を向いていないと感じる。暮らしや高すぎる学費に光を当てる共産党に期待します」


pageup