2025年7月18日(金)
女性トイレ環境改善へ
井上議員が繰り返し求める
駅や空港、商業施設、公共施設などの女性トイレに長時間待ちの行列ができる問題で、政府は9日、改善に向けた関係府省連絡会議を初開催しました。トイレ設置数の基準の点検・見直しを進めることなどを確認し、大規模イベントで女性用仮設トイレの十分な確保などを求める通知を主催者に発出しました。この問題は、日本共産党の井上さとし参院議員(参院比例代表候補)が国会で繰り返し取り上げ、政府に改善を求め続けていました。
通知は、花火大会や祭り、野外フェスティバルなどイベントについて、男女間で待ち時間の差が生じないよう数のバランスの取れたトイレの設置や、近隣施設のトイレの活用、常設の男性用トイレの女性用への一時転用といった対応などを要請しています。
女性トイレの行列は、女性の使用時間の方が長いのに、男性トイレよりも女性トイレが少ないことが原因で、トイレの男女格差の解消が課題でした。
井上氏は、2023年5月の参院内閣委員会で、女性トイレを増やして行列を解消するよう質問。24年には、能登半島地震での避難所環境の改善を求める質問でもトイレの改善を要請し、政府は同年12月の避難所の運営指針改定で、トイレの割合は男女比1対3を確保するよう明記しました。
これを踏まえ井上氏は、今年4月の質問で、避難所で満たすべき基準は日常で当然必要となるとし、公共施設などの新改築の機会やイベントの際にトイレの男女比を改善するよう求めていました。同年6月には、避難所になる学校の女性トイレの増設を訴えました。








