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2025年7月17日(木)

治維法擁護発言 参政代表に抗議

治維法国賠同盟

 治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟は14日、参政党の神谷宗幣代表が鹿児島市内での街頭演説で治安維持法を擁護する発言をしたことを巡り、発言撤回を求める抗議文を発表しました。同日、同党に抗議文を送付しました。

 抗議文は治安維持法について、戦前の日本で天皇を中心とした国家体制の変革を掲げることを犯罪として最高で死刑を科した弾圧立法だったと指摘。共産党員だけでなく知識人や宗教関係者など多くの人が監視、逮捕され拷問されたり殺されたりしたとしています。

 戦後、日本国憲法が制定され治安維持法は廃止されたとして「そのような歴史的経緯を無視し、治安維持法の弾圧的性格を軽視し」たと批判。「民主主義と人権尊重という現代日本の根幹を否定する極めて危険な暴論であり、到底看過することはできません」としています。

 神谷氏は12日の街宣で治安維持法について、「悪法、悪法だっていうが、それは共産主義者にとって悪法でしょうね。共産主義者を取り締まるものですから」などと正当化しました。


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