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2025年7月17日(木)

NO!排外主義 Q&A

Q選択的夫婦別姓は戸籍を壊す?

A制度は廃止されない

 参政党の神谷宗幣代表が、選択的夫婦別姓制度を導入すると「戸籍自体が機能しなくなる」「家族、日本の伝統的なコミュニティーを壊す」などとして、制度に反対する主張を展開しています。

 戸籍は、出生や婚姻、死亡など親族関係を記録する制度です。選択的夫婦別姓によって廃止されることはありません。

 人は自身の名前で呼ばれることで社会とつながり生活しているのであって、氏名はその人のアイデンティティーの重要な要素です。

 そもそも、夫婦同姓の強制は、絶対的な権力をもつ「戸主」のもとで家族全員が一つの「家の氏」を称した明治以来の「家制度」の名残です。

 「伝統的コミュニティー」に固執するのは、この家制度のもと、男系継承や地縁・血縁をつくり、個人の自由や平等を制限するという古い価値観を復活させるためではないでしょうか。


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