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2025年7月17日(木)

激戦の様相 参院選挙区

沖縄選挙区(1) タカラさちか候補

誇りと尊厳かけて

写真

(写真)支援者と握手するタカラさちか候補=沖縄県名護市

 「今回の選挙は、私たち生活者の手に政治を取り戻すと同時に、沖縄の誇りと尊厳をかけて歴史わい曲にも徹底して抵抗していくたたかい。だからこそ、うちなーんちゅ(沖縄の人)は決して負けられない。沖縄の願いを実現し、未来を切り開こう」

締め付け強化

 参院沖縄選挙区(改選数1)で、沖縄の平和の一議席継承を掲げる「オール沖縄」の代表、タカラさちか候補は連日街頭で訴え、「命(ぬち)かじり」の奮闘を続けています。選挙戦は、タカラ候補の当落をかけ一票を争う大接戦のまま最終盤に突入。政府・自民党本部が総力をあげて支援する自民公認の奥間亮氏=公明推薦=との事実上の一騎打ちです。

 奥間氏の陣営には公示直後から石破茂、岸田文雄新旧両首相のほか、自民党の高市早苗元政調会長、小泉進次郎農林水産相ら大物が続々とテコ入れのために来県。自民党は、来年の県知事選で玉城デニー県政を打倒するための前哨戦と位置づけ、企業や支持団体、保守系の市町村議員への締め付けを強めて総ぐるみで集票増を狙っています。

 特に、市議選が同日投票で行われる那覇市では、定数40に自民党公認や自民系無所属候補が21人も大量立候補。徹底したセット戦術で「那覇で勝てれば(奥間氏の勝利も)めどがつく」(自民幹部)と大攻勢を仕掛けてきています。マスコミ各社は「タカラ氏やや先行」と伝えますが、期日前投票では奥間氏が先行しています。

違いを語れば

 県民の声を届けるタカラ氏と、政府・自民党いいなりの奥間氏の違いを語れば、タカラ氏への支持が大きく広がる状況になっています。▽米兵の性犯罪が繰り返される現状を変え、名護市辺野古の新基地建設中止、米軍普天間基地(宜野湾市)の閉鎖・撤去をめざすタカラ氏か、行き詰まった新基地建設を強行し続ける自民党か▽物価高騰の中、消費税減税を訴えるタカラ氏か、減税に反対する自民候補か▽ジェンダー平等を進めるタカラ氏か、選択的夫婦別姓に反対する自民候補か―です。

 タカラ候補の選対本部は「保守・革新を超えて沖縄の課題解決のために団結してきたオール沖縄の底力を今こそ発揮しよう」と呼びかけ。オール沖縄の全構成員に「大接戦」の情勢を伝えて知人・友人に声をかけきり、電話やSNSの活用で期日前を含む投票の促進を最後まで全力でやり抜こうと訴えています。

 (岡素晴)


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