2025年7月16日(水)

平和貫き１０３年　躍進を

兵庫　田村委員長が訴え

金田選挙区候補と

（写真）田村智子委員長の訴えを聞く人たち＝１５日、神戸市中央区

　日本共産党の田村智子委員長は１５日、兵庫県姫路、神戸、尼崎の３市で街頭に立ち、参院選で自公過半数割れの可能性をつくりだしており、比例５議席に手を届かせてほしいと熱く訴えました。買い物袋をさげた通行人が立ち止まって聞き入り、高校生が演説後に質問するなど若者も熱心に耳を傾けました。金田峰生兵庫選挙区候補も躍進を訴えました。

　田村氏は、イスラエルを擁護し、イランへの攻撃を広島、長崎への原爆投下になぞらえて正当化するなど力の支配の暴走を続けるアメリカのいいなりで、アメリカが起こす戦争に自衛隊が参加する国にしていいのかが問われていると強調。「１０３年前のきょう創立した日本共産党には、侵略戦争に反対し、核兵器廃絶に取り組み、平和と自由と民主主義をひたすら求め続けてきた歴史がある。この党を伸ばして平和と暮らし、自由と民主主義を守る日本の新しい政治へ変えよう」と呼び掛けました。

（写真）聴衆の声援に応える（左から）金田峰生選挙区候補と田村智子委員長＝１５日、神戸市中央区

　能登の震災を「運がよかった」という自民党政治家の発言は、阪神・淡路大震災などの災害対応で暮らしや生業（なりわい）の再建を脇に置いてきた自民党政治の本音の表れであり、これを変えようと訴えました。

　責任ある財源提案を示して消費税減税をやらない理由をことごとく論破した「日本共産党への１票で消費税減税を実現しよう」と訴え。医療・介護の危機を放置し、医療費削減を大合唱する政党にきっぱり反対すると表明し、医療・介護の予算はケア労働者の給料になるとして、高齢者と現役世代の分断をやめ、社会保障予算は増やしていくと力を込めました。

　事実無根の外国人攻撃で注目を集めようとする政党・政治家が広がっていることを厳しく批判した田村氏は、国会で差別とたたかう日本共産党の議席を伸ばしてほしいと訴えました。「苦しみをもたらす根源にある自民党政治を連帯の力で変えよう」と呼び掛け、大きな拍手を受けました。