2025年7月15日(火)
激戦の様相 参院選挙区
神奈川選挙区(4) あさか由香候補
「今度こそ国会へ」
![]() (写真)演説を聴いた市民と握手する、あさか候補=11日、神奈川県横須賀市 |
神奈川選挙区(改選数4)は、自民・公明が追い込まれるもと、全ての主要政党を含む16人が立候補し、かつてない大激戦です。日本共産党の、あさか由香候補(45)=新=は「参院でも自公を少数に追い込み、消費税は廃止をめざし、ただちに5%に」と訴え、「今度こそ国会へ」と奮闘しています。
反差別に信頼
各報道機関の情勢調査では、立憲民主、自民が先行し、残る2議席をあさか氏と公明、国民民主、参政の4候補が争い、あさか氏はこの中で猛追している状況です。
当落線上グループで、公明、国民、参政は、いずれも自民党政治の延命を助ける立場。基地問題、日産の大規模リストラ問題を正面から取り上げ、排外主義に断固反対しているのは、共産党の、あさか氏だけです。共産党と後援会は「自民党政治と正面から対決し、対案を持つ共産党が伸びてこそ、政治を変える一番の力」と対話・支持拡大に取り組んでいます。
少なくない政党が排外主義の主張を声高に訴える中、あさか氏は「外国籍の人が優遇されている実態はなく、生活が苦しいのは外国人のせいではない。大企業や富裕層、一部の人を優遇するために労働法制や社会保障を切り崩してきた、政治の転換こそ必要だ」と訴え、共感と信頼を広げています。
演説を聞いた人から「はっきり批判しているのは、さすが。ほかに応援している党があるが今回は共産党」(横浜市)、「(他党と)迷っていたけど、虹色の旗を掲げて弱い者いじめ反対と言ってくれる共産党にする」(藤沢市)などの声が上がり、SNSでは「戦略的に、あさか由香さんに」などのメッセージも寄せられています。
自らの選挙に
あさか氏は、2016年から3回連続、次点で議席を逃しました。前回は比例票を6万票上回る票を得ましたが、比例票そのものが足りませんでした。藤原正明県委員長は14日、党と後援会の決起集会で「比例で共産党躍進の流れをつくることが最大のカギ」だと指摘。残る1週間で▽選挙に取り組む担い手を最後の最後まで広げる▽あさか氏や党候補のSNSでの発信を拡散し、ネット上で支持拡大する▽大規模街頭演説の成功とともに、駅頭などでの宣伝で積極的に党の姿を示す―ことを提起し、「一人ひとりが比例を『自らの選挙』として取り組み、支部と後援会の持てる力を出し切ろう」と呼びかけました。(神奈川県・河野明美)









