2025年7月15日(火)
激戦の様相 参院選挙区
京都選挙区(2) 倉林明子候補
党派超えた宝の議席
![]() (写真)握手する倉林氏=9日、京都府京丹後市 |
「当落線上の大接戦。いのちを守るために勝ち抜かせてください」。日本共産党の倉林明子京都選挙区候補(現)は、改選数2の大激戦区で気迫あふれる訴えで猛奮闘、支持を広げています。
論戦をリード
自民・公明・維新が4兆円の医療費削減で合意。国民民主も賛成表明など「医療費削減4党連合」に対して、日本共産党と看護師出身の倉林候補が対決する構図です。子育て世代からは「薬代が全部自己負担になれば子ども医療費無料制度の意味がなくなる」など、期待の声も寄せられています。
浄瑠璃寺の佐伯功勝住職は、千の手と目ですべての生きとし生けるものを救う千手観音に例え「民の声を救い上げ誰もが困らない政治、制度に改めさせようとする姿勢は菩薩と共通する」と倉林氏に期待。京都市長選をはじめ党派を超えて共同してきた無所属・無党派の市議や市民らが勝手連的につながり、支持を広げています。
自民現職は物価高対策で「消費税ゼロ」と党公約に反する主張をふりまく一方、「4回目だが一番厳しい」とし、党幹部が「候補者がどうのこうの言ってる場合ではない」と組織締め付けで乗り切ろうと必死です。維新は吉村洋文代表が「京都では自民・共産が強いが今回は維新が取る」と強調。北陸新幹線延伸問題では現行ルート推進の立場なのに無責任に「米原ルート」検討を言い出しています。
共産党と倉林候補は「消費税を直ちに5%に。財源は大企業・富裕層の応分の負担で」と訴え。減税に反対したり、まやかしの「社会保険料削減」で売り込む自民や維新を追い詰め、論戦をリード。北陸新幹線延伸で工事着工を3度延期させた実績を示し、「共産党・倉林勝利できっぱり中止に」と訴えています。
志位和夫議長は12日の活動者会議で、比例で京都25万票の大波をつくりだすとともに「市民の共同候補」として党派を超えて押し上げようと呼びかけました。
「担い手」広げ
党京都府委員会は、昨年総選挙の共産党比例票第4党の位置から、メディアが「自共維立四つどもえ」と報じるように、当落線上へと浮上させ大接戦まできたことを強調し、最後までの大奮闘が勝敗を決すると訴え。「担い手」を広げ「京都で比例25万票、井上さとし候補はじめ5議席を何としても」「京都選挙区で『宝の議席』を守り抜こう」と、呼びかけています。(京都府・小林孝宏)









