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2025年7月13日(日)

米国言いなりで軍事費増どう思う?

伸び率突出 びっくり

“教育や介護に予算回して”

東京・新宿

 米国は20兆円を超える大軍拡を日本に要求しています。米国いいなりで軍事費を増やす自民党政治をどう思うか、本紙記者が11日、東京・新宿駅前でシールアンケートで聞きました。軍事費増に「反対」が9、「賛成」が4でした。軍事費の突出した伸び率に驚く人が続出。日本共産党の訴えが届いていなかった人にも支持が広がりました。


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(写真)シールを貼る女性(左端)と対話する本紙記者ら=11日、東京都新宿区

 「え、そんなに上がっていると思わなかった」と軍事費がうなぎのぼりのグラフを見て驚いたのは、中学3年生の子どもを持つ会社員の女性(45)=東京都八王子市=。「税金の負担が重い」と話します。記者が、税金の使われ方として軍事予算が突出する一方で教育予算はほとんど伸びていないことを示すと、「税金の配分を考えてほしい。学校も保育園も先生が忙しそうだった。先生たちの給料をもっと上げて、ゆとりをもって子どもに接してほしい」と話しました。共産党の政策ビラを「ありがとうございます。読んで考えます」と受け取りました。

 求職中でハローワークに行った帰りという女性(46)=同新宿区=は、社会保障や教育に比べて軍事費の伸び率が圧倒的に高いことを示したグラフに「知らなかった」と驚きました。軍事費増に「反対」の欄にシールを貼りました。「生活を豊かにすることにお金を使ってほしい」と話します。

 共産党のイメージは「よくわからない」と同女性。最近の選挙では“信頼できる人に勧められて”参政党の候補に投票したといいます。参院選では、日本共産党への投票も検討するとチラシを受け取りました。

沖縄で負担実感

 長野県から買い物に来たという女性(53)は迷わず「反対」にシールを貼ります。「沖縄の基地負担がひどい。これ以上増やすのは反対」。二十数年前に3年ほど沖縄に住む中で基地負担を実感したといいます。東京都世田谷区の女性(22)も軍事費増に「反対」。「戦争はしたくない」と話しました。

 ジュエリー作家の男性(46)=同豊島区=は、アメリカが軍事費を20兆円超に増やすよう求めていると説明すると「被災地への支援が充実するんだったらあり(賛成)」といいます。災害支援に使えるヘリコプターなどは必要との理由です。買っているのはミサイルや戦闘機だと記者が話すと、「戦争じゃなく防災に使えるものを買ってほしい」といいました。

給料が足りない

 「軍事費じゃなく教育や介護にまわしてほしい」と答えたのは高齢者施設で介護士として働く女性(20)=横浜市=です。離職者が多く、少ない職員で業務をこなすのが「大変だ」と声を落とします。月に4、5回夜勤に入ります。午後9時に仕事が終わり、翌日午前7時から働く日もあります。「夜勤や残業代があっても生活していくのに給料は足りない」

 動画サイトで政策を知らせるショート動画(60秒以内の動画)を見て「共産党にマイナスのイメージはない」といいます。介護職員の賃上げをめざす共産党の政策を伝えると「参院選で選択肢に入っています」と笑顔で答えました。

 シールアンケートで使用したグラフは、日本共産党ホームページ内の「推し活」ページの「推し活素材コーナー」からダウンロードできます。


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