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2025年7月12日(土)

激戦の様相 参院選挙区

埼玉選挙区(4) 伊藤岳候補

当落線上へ猛追 担い手広げて勝利を

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(写真)演説後、市民と対話する伊藤候補=10日、さいたま市

 参院埼玉選挙区(改選数4)は、日本共産党の伊藤岳候補(65)=現=と、自民、公明、立民の3現職、国民民主、維新、れいわ、参政、社民の新人など15人が立候補する大激戦・大接戦となっています。当落線上に猛追する伊藤氏は連日、「参院でも自公を少数に追い込み、新しい政治への展望を開こう」と訴え、奮闘しています。

財源案に共感

 党員・後援会員は県内各地でシールアンケートでの対話宣伝に踏み出し、どこでも強い要望が寄せられるのが消費税減税です。

 埼玉選挙区の公報では、消費税減税・廃止を掲げる候補が多くいますが、財源を示しているのは伊藤氏だけ。対話でも、「減税すると福祉が後退するのでは」との声が寄せられますが、大企業・富裕層への優遇税制をただす共産党の財源提案を訴えると、納得してくれる人が多くいます。

 中学生時代にいじめを受け、「人を傷つける、いじめ、差別はあってはならない」と語る伊藤氏。埼玉選挙区で、排外主義をあおる候補が複数いるなか「差別・分断ではなく、相互理解・包摂こそ政治の役割だ」と訴えます。

 この訴えに「排外主義は戦争につながる。共産党しかない」と期待と共感が広がり、排外主義勢力の演説を聞いて「気持ちが悪くなった」と話した30代の女性は、共産党の選挙ボランティアに登録しました。

他党も必死に

 自民、公明の両現職には石破茂首相が応援に入り、国民民主党の新人も党幹部が相次いで駆けつけるなど、他党も必死です。新人を擁立した参政党は「重点選挙区」の一つとし、神谷宗幣代表も駆けつけました。

 党員・後援会員は対話・支持拡大の大飛躍へ担い手を広げることに奮闘。県内各地で伊藤氏を先頭に屋内の小集会で担い手を広げています。埼玉中部地区委員会は「しんぶん赤旗」読者や後援会員への「折り入って作戦」を位置づけ、上尾市の地域支部では後援会員を繰り返し訪問してつぎつぎと担い手を広げています。

 選挙ボランティアにも10日までに37人が登録。30代以下が大半で、そこから入党者も生まれています。

 党埼玉県委員会は、党員・後援会員らに訴えます。「論戦の優位性に確信を持ち、宣伝・組織活動を飛躍的に引き上げ、対話と宣伝を届けきれば勝利はつかめる」「『埼玉で比例50万票獲得なくして5人の必勝なし』を合言葉に、比例と伊藤候補の浮上を」(埼玉県・藤中陽美)


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