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2025年7月8日(火)

きょうの潮流

 「もっとすずしいところにすみたい」。街中に飾った七夕の短冊に書かれていました。筆跡からみると子どもでしょうが、誰もが思う切なる願いです▼危険な暑さが続いています。7日には35度以上の猛暑日が今年初めて全国200地点を超えました。体内に暑さが蓄積し、重い熱中症にかかる人も。生死にかかわるだけに、くれぐれもご用心を▼いまや毎年のように襲ってくる猛暑、そして豪雨。この時期になると各地で豪雨被害の追悼の催しが相次ぎます。地球温暖化の影響は激しくなる一方で、世界保健機関(WHO)はすでに警鐘を鳴らしています。「気候変動は人類が直面する唯一最大の健康上の脅威である」と▼人類共通の喫緊の課題である温暖化対策。ところがトランプ米政権のように、対策の国際的な枠組み「パリ協定」から離脱する逆流も。日本でも同様の主張が現れています。「パリ協定の離脱により炭素目標を撤回」するという参政党です▼神谷代表は以前「CO2(二酸化炭素)って増えたらダメなんですか」などと発言し、国会でも日本の排出削減目標達成を否定するような質問をしています。地球温暖化についても、いまだに科学的な議論の余地があるなどと根拠もなく▼気象災害だけでなく、食やくらしの安全も脅かしている気候変動。それに対する各党の政策は、有権者の多くが選挙で判断する材料にもなっています。ちなみに、気候や環境問題にとりくんでいる団体の各党採点表で最も評価が高いのは共産党です。


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