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2025年7月1日(火)

参院選激戦選挙区

暮らし・平和守る共産党大きく

 参院選公示前から政党間の激しいたたかいが繰り広げられています。「比例は共産党」を全国で広げる中で、大激戦の選挙区予定候補6氏の訴えを紹介します。

人権ないがしろ許さない

埼玉(改選4) 伊藤岳予定候補(65)現

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 「物価高騰で大変」「仕事が激減」「生きていく希望が見えない」という悲鳴を、県内どこの街角でも聞いてきました。

 ところが、石破首相は「消費税は減税できない」の一点張り。国民の悲鳴が聞こえないというならば、ご退場いただこうじゃないですか。もう、終わりにさせましょうよ。冷たい自民党政治を。どうか、私と力をあわせてください。

 この6年間で、国会論戦は202回。マイナ保険証への一本化問題では、命の危険に直結するトラブルが後を絶たない。従来の保険証を残すことが、安心して医療を受け続けるために、どうしても必要です。全盲の方からの「目が見えないので、顔認証も暗証番号の入力もわからない。傷ついている」との訴えも国会で取り上げ「人権が置き去りにされている」とただしてきました。

 私は、中学生の時にいじめを受けました。人を傷つけ、おとしめる、いじめ、差別はあってはならないという強い思いを抱いてきました。命・人権をないがしろにする政治は断じて許さない。この信念を、国会でも貫いてきました。

 八潮市で道路陥没事故があり、下水道管を含めた土木インフラの維持・更新にお金がかかっていく時に、軍事費だけ8・7兆円に増やしている場合ではない。

 財界・大企業優先、アメリカ言いなりの政治に正面から対峙(たいじ)してきました。負けられないたたかいです。今度も押し上げてください。

誰一人取り残さない政治

東京(改選6+補選1) 吉良よし子予定候補(42)現

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 12年間、就職氷河期世代の代表として皆さんと一緒に政治を前に動かしてきました。違法な労働をさせる企業の名前を公表させる制度。「就活セクハラ」についてすべての企業に対策を義務づける法律。給食無償化では党都議団とも力を合わせ、全国547自治体、都内すべての自治体で実現させてきました。

 もう一つ、政治を動かせたこと。6月26日に文科省が、私立大学の入学金の二重払いを改善するよう通知しました。通知には「国会でもたびたび指摘されている」と書かれていますが、追及してきたのが私です。皆さんの「入学金の二重払い解消を」という声と国会での論戦が、文科省を動かした。

 さらに大学への予算を増やし、入学金制度は廃止に。授業料も下げ、さらに無償化に。すべての人の「学ぶ権利」を保障する仕事を、引き続き国会でやらせてください。

 あらゆる差別と分断を、許さない。「日本人ファースト」や、「外国人が優遇されている」などの言説が政治家からも出てきますが、日本にいる多くの外国人は、低賃金で働きながら納税もしています。

 ここへきて文科省までも博士課程の学生の支援を「日本人に限る」と言い始めました。“自分さえよければいい”という政治は、すべての人の尊厳と命を壊す政治につながります。差別と分断にノーの声をあげ、誰一人取り残さない政治を、一緒に目指していきましょう。

参議院でも自公を少数に

京都(改選2) 倉林明子予定候補(64)現

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 27日、うれしい判決が下されました。「いのちのとりで裁判」で、生活保護基準を10%も引き下げた国の決定は間違いであったと。当事者の皆さんの声と世論が動かした勝利です。憲法が保障する「健康で文化的な最低限度の生活」にふさわしい水準まで引き上げるためがんばります。

 総選挙で、自公政権が過半数割れとなり、国会は様変わりしました。高額療養費の負担上限を大幅に引き上げようという提案を、国民の怒りの声で凍結させました。選択的夫婦別姓と企業・団体献金禁止法案の審議入りも、世論が後押しした成果です。参院でも自公を少数に追い込み、自民党政治を終わらせましょう。そのために井上さとしさんはじめ、比例5人の必勝と、選挙区での私・倉林明子を勝ち抜かせてください。

 消費税減税が焦点です。富裕層と大企業に応分の負担を求めることで財源を確保し、消費税をまず5%へ引き下げます。また、大企業の内部留保に時限的に課税して財源をつくり、中小企業直接支援・最低賃金1500円を実現します。年金積立金を活用し、年金の底上げも実施させます。

 京都では、北陸新幹線延伸計画が大争点です。きっぱり中止を求めているのは私だけです。千年の都を壊す計画に、この選挙で決着をつけようではありませんか。

 トランプ大統領の圧力に屈して、軍事費を増やすのではなく、その予算を医療、介護、福祉、教育にこそ回すべきです。

尊い日々の暮らしが大切

神奈川(改選4) あさか由香予定候補(45)新

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 一人ひとりが、一度しかない人生を存分に生きることができる、尊い日々の暮らしを何よりも大切にする、それを支える政治を築きたい。授業料が高すぎて大学進学をあきらめた、給料が少ない、年金だけでは生きていけない。若者か高齢者か、でなく、全ての人の生きることを支える政治が必要です。

 お金のために自分を犠牲にしなくていい社会を実現したい。低すぎる賃金を引き上げながら、1日7時間労働制をめざします。若者が希望の持てる働き方を、政治の責任で実現します。

 学びたいことを学べる社会へ。県内100カ所の「学費ゼロ化アクション」で、学費は無償をめざし今すぐ半額に、奨学金は返す必要のない給付型中心へ、入学金は廃止を、と訴えてきました。先進国最低レベルの教育予算を引きあげて、実現させたいと思います。

 神奈川県は、米軍犯罪が沖縄に次いで2番目に多い県です。米軍基地の強化に反対し、米兵事故や犯罪を取り上げる国会議員が、神奈川に必要です。

 日産自動車が2万人のリストラを発表しました。県や関係自治体から税金を160億円以上投入され、3・4兆円もの内部留保がある大企業として、雇用を守り、地域経済への負の影響を与えないよう日産に強く求めるべきだと、厚労省に迫る国会議員が必要です。

 アメリカにも大企業にも正面から切り込むことができる、日本共産党、そして、あさか由香。支持を広げに広げてください。

誰もが生きやすい社会に

愛知(改選4) すやま初美予定候補(46)新

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 私は、誰もが性別や立場に縛られず、自分らしく生きられる社会をこの愛知からつくりたいと決意しています。

 今の社会では、女性や性的少数者が差別され、働き続けることや安心して子どもを産み育てることさえ難しくされています。少子化対策と言いながら、若い人に「産め」とだけプレッシャーをかける政治には、私は強い違和感を持っています。本当に必要なのは、賃金を上げ、学費の負担を減らし、誰もが安心して暮らせる土台をつくることです。

 私は就職氷河期世代として、非正規雇用や奨学金ローンに苦しむ仲間たちと生きてきました。だからこそ、最低賃金を全国どこでも1500円、さらに1700円へと引き上げ、誰もが安心し安定して働けるルールを整えます。

 そして、家事・育児・介護を女性だけに押し付けるのではなく、社会全体で支え合う仕組みをつくります。結婚する人もしない人も、子どもを産む人も産まない人も、一人ひとりの生き方が尊重される社会こそ、私が目指すジェンダー平等です。

 アメリカいいなり、大企業の利益最優先の政治のゆがみがつくる「生きづらさ」を、「外国人や高齢者が優遇されているから」と差別と分断をあおる排外主義とたたかいます。平和と暮らしを守り抜く日本共産党とすやま初美に、あなたの声を託してください。

 私は必ず、誰もが生きやすい社会を切り拓(ひら)きます。

カジノを止める議席ぜひ

大阪(改選4) 清水ただし予定候補(57)新

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 物価高から暮らしと営業を守るために最も効果が高いのは消費税減税です。日本共産党は消費税廃止をめざし、その第一歩として緊急に一律5%に減税し、インボイスを廃止します。おおもうけしている大企業と富裕層への減税を見直せば財源は生み出せます。それができるのは企業・団体献金を受け取らない政党だからです。賃上げへ中小企業を直接支援しながら最低賃金をいますぐ時給1500円以上にし、ケア労働者の処遇改善を図ります。

 トランプ大統領は軍事費の増額を求めています。アメリカと対等平等の関係を築き、経済主権の確保へもきっぱりものをいう政治にしなければなりません。

 大軍拡に歯止めをかけ、憲法9条を守り、ジェンダー平等、多様性を認め合い、誰もがお金の心配なく笑顔で暮らせる日本と大阪へ日本共産党を伸ばしてください。清水ただしは全力で頑張ります。

 大阪にカジノはいりません。オンラインカジノを取り締まるなら夢洲(ゆめしま)につくられようとしているカジノも止めるべきです。大阪選挙区で議席をもつ自民、公明、維新はすべてカジノ賛成です。人の不幸の上に富を築くのがカジノです。大阪からカジノストップの議席がなくてはなりません。

 あらゆる差別、排外主義を許しません。いわゆる外国人ヘイトを繰り返す政党があります。私たちの暮らしが苦しいのは自民党政治にあります。すべての人の人権が守られる社会をつくりましょう。


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