2025年6月17日(火)
東京と全国が心一つに奮闘し一票争う大激戦を勝ち抜こう
6月16日 中央委員会常任幹部会 東京都常任委員会
東京と全国の党員のみなさん。「しんぶん赤旗」読者、後援会員、支持者のみなさん。猛暑の中での奮闘に心から敬意を表します。
東京と日本の進路に大きな影響をあたえる歴史的政治戦―東京都議会議員選挙の投票日まで、あと6日となりました。
日本共産党の候補者は、多くの選挙区で、当落線上の大激戦・大接戦を繰り広げている、あるいは当落線上へと猛追している状況です。やるべきことをやり抜けば、現有議席を確保し前進できる可能性もあるが、わが党の奮闘が足りなければ悔しい結果もありうる―今、この分かれ道に立っているというのが、現局面での私たちの情勢判断です。
これからの一日一日のがんばりが、勝負を決することになります。東京と全国の党員、後援会、支持者のみなさんの力を総結集して、必ず勝利をつかみとろうではありませんか。
論戦のリードに確信を持ち、広く有権者に
みなさん。政治論戦では、わが党の圧倒的リードが鮮明になっています。
物価高騰から都民の暮らしをどう守るのかが最大争点となり、日本共産党の“消費税は廃止をめざし一律5%へ減税を”“財源は大企業・富裕層に応分の負担を”の訴えが、日に日に共感を広げています。
一方、他党はどうか。自民党・石破政権は、4月に一度は見送った、1人2万円の給付をうち出すなど、迷走を深め、物価高騰への無為無策をさらけだす危機的状況に追い込まれています。公明党や都民ファーストも、消費税について何も語れなくなっています。消費税減税を正面から訴える日本共産党への一票が、暮らしを守る最も確かな一票であることは、いよいよ明瞭です。
都政の問題でも、都議団の実績をこんなに豊かに語れる選挙はありません。学校給食無償化、シルバーパス値下げ、水道料金の値下げなど、どの問題でも、野党第1党の力を発揮し、他の野党会派をまとめる連携のカナメ役となり、都民の運動との草の根の共同の力で政治を動かしてきた、日本共産党都議団の値打ちが輝いています。その多くが、自民、公明、都民ファーストの妨害をはねのけて実現してきたものです。賃上げ、医療・介護、住宅問題での都民の利益にたった「三つの重点公約」は、どこでも期待を広げています。
さらに、自民党の裏金問題への無反省が厳しい批判をあび、「裏金自民 やまない逆風」(14日付東京新聞)と報じられるなど、選挙戦の大争点となっています。15日付「しんぶん赤旗」では、裏金非公認6人が今も「自民党支部長」のままで、裏金も、企業・団体献金も、政党助成金も自由に使える立場にあることをスクープしました。
平和の問題では、イスラエルを擁護し励ましてきたトランプ米政権の問題点が、イスラエルによるガザでのジェノサイド、ヨルダン川西岸での無法、イラン攻撃などによって噴き出すなかで、こんなアメリカいいなりに大軍拡に突き進んでいいのかがいよいよ鋭く問われています。大軍拡にストップを貫きながら、中国に対して、言うべきことは言いつつ、日中両国関係の前向きの打開のために行動するなど、道理ある外交の力で平和をつくる党の立場が共感を広げています。
党の訴えが広い有権者に届くなら、大激戦を勝ち抜く道は必ず開かれる―このことに深い確信をもって奮闘しようではありませんか。
候補者の抜群の魅力と実力を語り抜こう
みなさん。日本共産党の候補者の抜群の魅力と実力が輝いているのも、選挙戦の大きな特徴です。
現職候補16人は、どの候補者も素晴らしい実績を上げてきた政治家であり、一人ひとりの演説が熱い感動を呼んでいます。新旧交代の選挙区の3人は、いずれも区議会のエースが立候補して奮闘しています。新たに議席に挑戦する選挙区の5人も、実力も個性もある魅力的な候補者です。
候補者に対する反応は告示後に一段と強まり、「とにかく手振りが多かった」「若い人の中での人気がすごい」などの報告が寄せられています。
立憲民主党との間で候補者を一本化した選挙区では、市民と野党の共同候補として、幅広い層を結集したたたかいに発展しています。
都議選は候補者名を書く選挙です。私たちが抜群の候補者を擁してたたかっていることに深い確信と誇りをもってがんばりぬきましょう。候補者の素晴らしい魅力・実力を語りぬき、候補者への支持と応援のうねりを起こそうではありませんか。
やるべきことをやりきってこそ勝利をつかめる
みなさん。他党も必死です。その必死さで絶対に負けずに、やるべきことをやりきってこそ、はじめて勝利をつかめます。
現状の党のとりくみは、対話・支持拡大でいえば、前回の都議選と比較しても6割程度、得票目標に照らせば半分にも満たない到達にとどまっている選挙区も、少なくありません。
打開のカギはただ一つ、すべての党員のみなさん、「赤旗」読者、後援会員、支持者のみなさんがたちあがる以外にありません。どうか残る6日間、みなさんのもつあらゆる力を、都議選の勝利へと注いでいただきたい。このことを、心からよびかけるものです。
一つ一つの街頭演説の目標を明確にし、成功させて、勝利への勢いを街頭からつくりだしましょう。「東京民報」号外を一枚残らずまききり、プラスターを使った駅頭・街頭での宣伝、SNSの発信・拡散を最後まで広げましょう。
選挙情勢を後援会ニュースやLINE・SNSバナーなどで徹底し、「家族、親戚、知り合いに、3票・5票・10票と広げてください」と訴えましょう。「東京は一つ」「全国は一つ」で、結びつきを生かした支持拡大を強め、期日前投票をおおいによびかけましょう。
健康に留意しつつ、東京と全国が心一つに猛奮闘し、一票を争う大激戦を必ず勝ち抜こうではありませんか。