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2025年6月17日(火)

食と農の希望開く集い

高松 小松氏・白川予定候補ら訴え

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(写真)小松氏(演壇)の話を聞く参加者=15日、高松市

 高松市で15日、農業問題に詳しい小松泰信・岡山大学名誉教授と日本共産党の白川よう子参院比例予定候補、地元の農家らを迎えて「食と農の希望をきりひらく集い」が開かれました。党香川県委員会の主催。会場は党内外の参加者でいっぱいになり、3分の1は主に若手の農業関係者でした。

 現場からの報告として、従業員8人で米などを大規模に作る、さぬき市の男性(81)は、減反を続け米不足を招いた自民党農政を批判し、「子どもたちがご飯をおかわりできる政治にしなければ」と強調。高松市で無農薬米などを作る男性(47)は、増える耕作放棄地を少しずつ田んぼにしているとし、「仲間や販路を増やし、経営を安定させたい」と述べました。消費者の女性は、家計簿によると米1キロが3年前に310円だったのが今年5月には896円に高騰し、「水増しし、おかゆにして食べている」と語りました。

 香川県農業協同組合の吉本康副理事長が米をめぐる情勢を紹介しました。

 小松氏は「農業・森林・水産業の(国土の保全など)多面的機能が重要だ。この国はずっと、第1次産業の従事者にただ働きをさせている」と指摘しました。

 白川氏は党の参院選政策を紹介し、「農家が希望を持って作れる価格保障・所得補償をすれば、消費者も安定した価格で、安心して国産の農産物を買うことができる」と訴えました。


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