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2025年6月17日(火)

ガザ虐殺に加担するな

G7首脳に抗議

カナダ・カルガリー

写真

(写真)カナダで開かれるG7サミットを前に抗議行動に参加する人たち=15日、カルガリー(斎藤和紀撮影)

 【カルガリー(カナダ西部)=斎藤和紀】カナダ西部アルバータ州カナナスキスで開かれる主要7カ国首脳会議(G7サミット)を前に15日(日本時間16日)、同州カルガリーの市庁舎前広場で抗議行動がありました。市民ら約500人がイスラエルによるパレスチナ・ガザ地区やイランへの軍事攻撃を非難し、気候危機や先住民の権利などの問題を訴えました。

 会場では「G7首脳はイスラエルのジェノサイド(集団殺害)に加担している」「G7は人々に食料を与えろ。戦争はいらない」「トランプ大統領を逮捕しろ」などのプラカードが目立ちました。

 集会後、イスラエルによるジェノサイドに抗議するデモ行進が行われ、「パレスチナに自由を」「市民が団結すれば決して敗れない」と訴えました。

 参加者のリーン・マッケンジーさん(57)は「トランプ氏はファシストだ。カナダは(同氏が主張するような)米国の51番目の州にはならない」と話します。パレスチナの旗を持つ20代男性は「イスラエルの虐殺に決して沈黙しない」と述べ、「G7の役割は1%の富裕層の強化だ。軍産複合体によって兵器にお金がつぎ込まれ、食料や教育、医療などの社会福祉が脅かされている」と語りました。「ノーモア・ヒロシマ」と書かれた横断幕を掲げて行進したバーバラさん(68)は、イスラエルによるイランの核施設への攻撃で「再び核戦争の危険が高まっている。広島・長崎で起きたことを忘れてはならない」と訴えました。


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