しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2025年6月7日(土)

政治のゆがみ問われる

山添氏 アベノマスク判決受け

写真

(写真)記者会見する山添拓政策委員長=6日、国会内

 日本共産党の山添拓政策委員長は6日、国会内で記者会見し、安倍政権が約543億円を投じた「アベノマスク」の契約文書の大部分の不開示決定を取り消した大阪地裁判決など、相次ぐ公文書の開示決定を受け、「安倍政権以降の政治のゆがみが今改めて問われていると同時に、政府として文書開示のあり方を全面的に見直すべきではないか」と述べました。

 山添氏は、この間の裁判で、森友文書や、学術会議の任命拒否を可能にする法律の解釈変更の経過を示す文書の開示が命じられるなど、「文書を開示しない、説明責任を果たさない政府のあり方が司法の場で次々と断罪されている」と強調。政府側は判決に対して控訴し、争う姿勢だが、「控訴審、最高裁の判断を待つまでもなく、公文書は国民の財産だから、本来公にするのが当たり前で、文書開示のあり方について方針転換を図るべき時ではないか」と主張しました。

 山添氏は、学術会議にかかわる文書開示を判決で求められるなか、与党が10日にも学術会議解体法案の採決を提案しているとし、「審議の前提になる文書を隠したままでの採決は到底考えられない」とし、同法案は廃案しかないと主張しました。


pageup