2025年6月4日(水)
科学の公正性守る努力強化
オタワ宣言発表
G7科学アカデミー
![]() (写真)主要7カ国の科学アカデミーの代表者が署名したG7科学アカデミー宣言 |
日本学術会議を含む主要7カ国(G7)の科学アカデミーは2日、自由で民主主義的な社会の重要な要素である科学の公正性と科学助言制度を守るための努力を強化するとした「オタワ宣言」を発表しました。科学の自由に対する世界的な制限を背景にしたものだとしています。
宣言は、G7諸国における研究への投資と研究者間の協力によって生み出された知識は、各国の健康と繁栄に計り知れない恩恵をもたらしてきたと、その役割を強調しました。
そのうえで、G7諸国が、透明性、実力主義、そして開放性に基づく科学システムを確立し、それが世界中の科学の規範的枠組みを提供してきたと述べ、G7諸国が学問の自由、制度の自律性、研究の公正性、研究の安全性、そして公共の利益に資する責任ある研究実施を継続的に支援することが極めて重要だとしています。
宣言は、5月7、8の両日、カナダの首都オタワで開催されたG7科学アカデミーサミットの議論を踏まえまとめられました。









