しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2025年6月2日(月)

街頭でも訪問でも盛り上がる要求対話

共産党の財源案「それが一番」

京都左京地区

 日本共産党の京都左京地区委員会(京都市)は、昨年の総選挙での活動を分析し、有権者の声を聞く活動を重視し、昨年12月から毎週対話型の駅前宣伝を続けています。5月からは、参院選での比例5議席と定数2の京都選挙区での倉林明子参院議員の勝利に向け、消費税減税問題に絞ったアンケートや署名用紙も活用しています。


写真

(写真)駅前ではシールアンケートで対話が弾みました=5月28日、京都市左京区

 5月28日夕方の出町柳駅前の定例宣伝では、光永敦彦府議や地区役員がマイクを握り宣伝、数人がシールアンケートで対話しました。「引き下げに賛成」「財源は赤字国債(借金)」にシールを貼った学生に、「国債を毎年数十兆円発行したら、それをあなたたちの世代が返済することになりますよ」と話すと「それは困る」。党の緊急提案を紹介した「しんぶん赤旗」号外を示して「財源は大企業・富裕層に応分の負担を求めれば実現できますよ」と説明すると「それが一番いい」となりました。

 「減税賛成」「財源は社会保障削減」を選んだ人たちに理由を尋ねると、「企業もトランプ関税とかあって大変では」「すぐにできるのは社会保障削減では」。大企業には負担能力が十分あることを説明すると「それなら大企業・富裕層からですね」と共感しました。

 「財源は大企業・富裕層から」にシールを貼った人には「共産党をどう思いますか」と質問。「応援しています。山添(拓)さんのファンです」の返事に、「それなら後援会にも入ってほしい」「いいですよ」となりました。

根拠示せば理解深まる

 ほかにも「共産党を支持しているよ」と声をかけたり手を振る人もあり、長い対話になる姿があちこちで見られ、後援会員も増えました。森下強視地区委員長は「夕方の時間帯には、訪問しても会えない労働者や学生と対話できる。消費税減税財源は、緊急提案などで根拠を示して話すと理解が深まる」と話します。

写真

(写真)住民と対話する(右2人目から左へ)光永府議、山端支部の党員

 同日午後、同区の山端(やまばな)支部は、光永府議といっしょに地域を訪問しました。この日は米問題で話が弾みました。門まで出てきた男性は、支部員が「米高いですよね」と切り出すと、「足らんのやろ。生産増やさないとね」と話し、消費税減税の署名にも応じました。

全支部動き 風ふかそう

 後援会員の女性は備蓄米放出について「選挙対策やろ。見え見えや。安い米を買えるかどうかも分からない。電気代も安くなるのは夏だけなら、冬はどうなるのか。消費税は下げてほしい」と署名用紙に記入。倉林明子選挙区予定候補の経歴や政策のビラを「10人くらいなら渡せる」と受け取りました。

 地区委員会は「毎週全支部が消費税減税で党の風をふかせよう」と呼びかけ、毎週の地区委員会通信で経験を紹介。区内の京都大学近くの交差点での学生との対話でも、仕事帰りの会社員との駅前対話でも、消費税減税で対話が弾みました。立ち上がりが弱かった職場支部でも「職場内だけでなく地域でも行動しようと、横断幕を作って宣伝」(医療関係)、「子育て・保育おしゃべり会を開催し党外の人も参加。久しぶりに対面で話せてよかったなどの感想」(保育・学童後援会)などの経験が生まれています。

 SNSでの動画発信も重視。4月27日に1200人の参加で成功した「青空祭り」での山添拓参院議員の講演動画は1万回以上、倉林・井上(さとし)対談が3900回など合計1万7千回と過去最高の再生数を記録し、「魅力的な内容なら再生回数は増える」と確信になっています。地区のYouTubeチャンネル登録も加速しています。

 2人のSNS担当者などが講師になり支部の講習会を開き、SNS参加を広げ、「日課」としてショート動画への「いいね」運動を呼びかけています。


pageup