2025年5月31日(土)

コメ不足解消　国が責任果たせ

大阪　清水予定候補がＪＡと懇談

（写真）ＪＡの担当者と懇談する清水（右端）、岸田（左手前）の両氏ら＝３０日、大阪府岸和田市

　日本共産党の清水ただし参院大阪選挙区予定候補は３０日、ＪＡいずみの（大阪府岸和田市）を訪れ、コメ不足・価格高騰の解消と農業支援のために力を合わせたいと懇談しました。日本共産党の岸田厚市議が同席しました。

　ＪＡ側は、備蓄米の在庫がゼロに近づく危険性があるなか、農業は国が責任を持って国民のために守るべき「社会共通資本」だと理解することが必要だと強調し、コメ確保と生産農家の支援に国が責任を果たしてほしいと語りました。

　清水氏は、農業者の後継者や新規就農を広げ、農業の担い手不足を解消していくことが重要だと強調。ＪＡ側は「若い人が新規就農をめざしても、生活できなければ農業を継続できない。農業者が安定的な食料生産を担うという責務を果たせるように、国は直接払いで所得支援すること」だと述べました。

　清水氏は、ヨーロッパでは農業所得の約７割を国の補助金が占めると指摘し、食料自給率を上げるためにも「国が所得補償するのは当然」だと語りました。