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2025年5月31日(土)

選択的夫婦別姓導入法案

山添氏「審議入りを歓迎」

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(写真)記者会見する山添拓政策委員長=30日、国会内

 日本共産党の山添拓政策委員長は30日、国会内で記者会見し、同日衆院法務委員会で選択的夫婦別姓を導入する法案が審議入りしたことについて「国会で法案の審議が始まることを歓迎したい」と表明しました。

 法制審議会が1996年に選択的夫婦別姓導入を答申して29年、選択的夫婦別姓を求める請願が初めて国会に出された1975年から半世紀たちます。山添氏は「私たちも賛同し共に前に進めようと一貫して取り組んできた」と発言。婚姻時に別姓を選べるようにする立憲民主党案への賛意を示し「他の案も含め国会で徹底して審議することが大事だ」と強調しました。

 別姓が認められず不利益を被っている当事者や専門家を招いた参考人質疑、地方公聴会の実施を求め「さまざまな意見を受け止め国会で議論することで理解も広がる」と述べました。

 一方、旧姓を通称として戸籍に記載する日本維新の会の案については「ダブルネームを認めるもので別姓を選べないカップルの不利益を解消しない」と指摘。各種届け出時の姓の記載の扱いは国に法制上の措置を求めており「この法案だけでは通称使用も十分機能しないと認めているに等しく、維新案の1年以内の施行は無理な提案だ。制度を導入させないための案ではないか」と批判しました。

 「徹底審議で選択的夫婦別姓導入が国民的な利益にかなうと分かるよう論戦に臨みたい」と述べました。


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