2025年5月30日(金)

「病床削減」自公維合意

実務者協議　最大１１万床

　自民、公明、日本維新の会の３党は２９日、社会保障に関する実務者協議を開き、全国の医療機関の病床数を最大１１万床減らすことで大筋合意しました。

　政府が６月にまとめる経済財政運営の基本指針「骨太の方針」へ盛り込むことを目指し、来週にも合意書をまとめる方向です。

　維新の前原誠司共同代表は同日の記者会見で「１兆円の医療費削減が期待できる」などと発言。一方、必要な感染症病床は確保するとも述べました。

　３党はこれまで、国民医療費の「最低４兆円削減」などで合意し、維新は市販薬と効能が同じ「ＯＴＣ類似薬」を保険適用から外すことを求めていましたが、自公と認識が一致していませんでした。（関連記事）