大阪　改選数４　清水ただし予定候補（５７）

自公維独占打破を

カジノよりくらし・福祉　世論広げる

　参院大阪選挙区（改選数４）は６年ぶりに議席奪還をめざす日本共産党の清水ただし元衆院議員と現有議席の自民、公明、維新（２人）に加えて立民、れいわ、国民、参政の主要政党がぶつかりあう大激戦・大混戦の様相です。

　消費税減税が大争点に浮上する中で清水氏は「消費税の廃止をめざして５％への減税こそくらしを守り大阪経済をよくする」と強調し、「国債ではなく大企業と富裕層の減税を見直して財源をつくるのは日本共産党だけ」と訴え。党の緊急提案を携えて商店や飲食店での対話に取り組み、「魚が高い」という店主が財源の話を聞いて納得しました。府内各地の宣伝・対話でも「共産党の提案が一番いい」など顕著な反応が返ってきています。

国会に声届け

　清水氏は衆院議員時代に消費税の増税反対・廃止を求めて論戦。コロナ禍で各地の民商を訪問し、訴えられた持続化給付金の支給改善を実現。業者から厚い信頼が寄せられており、「消費税５％への減税とインボイス廃止の実現へ清水さんを再び国会へ」の声が業者に広がっています。

　福祉職場や障害児の母親から実態や要望を聞き、「国会に声を届け、軍事費拡大より福祉にと頑張ります」と約束。「現状を変えるために共産党と清水さんを応援したい」という声が返っています。

　自公と維新が推し進める万博・カジノ計画と正面からたたかってきたのも日本共産党と清水氏です。「万博・カジノよりくらしを」の訴えが世論を広げ、街頭の対話で「維新支持だったが今度は共産党を考える」と表明する人もいます。

　それだけに総選挙で比例５０万票減らした維新は万博や補完勢力への批判に直面するも、万博開催をアピールし２議席維持に懸命。自民は候補者をいまだ決められないものの業界・団体の締め付けを強め、国民も候補者選定へ幹部がたびたび来阪しています。総選挙で示された自民党政治ノーの願いを託せるのはどの党かが改めて問われます。

党の訴え共感

　清水氏は幅広い国民に党の訴えを届けようと「宣伝とＳＮＳで第１党になる」と宣言し、平日毎朝の大阪市内の主要ターミナルを中心にした街宣をスタート。あらゆるＳＮＳに挑戦し、宣伝中に中高生からも「シミタダや！」と声がかかりました。万博問題では記者会見のＹｏｕＴｕｂｅ動画が１５万回以上再生され、「これだけまっとうな正論をまさか共産党が表明するとは」など党の訴えが届いていなかった層からの共感、支持が広がりました。

　駒井正男党府委員長は町政転換の元党町議の公約が町民に支持された忠岡町長選の結果にも触れ、「要求対話アンケートを軸に日本共産党と清水氏の値打ちをこれまで届いていなかった有権者に浸透させることができれば党の躍進と選挙区での自公維議席独占打破が可能となるチャンスの情勢が生まれている」と強調。清水氏は「自民党政治のゆがみをただす共産党の出番。その値打ちを訴え抜き、競り勝つ」と連日、全力で駆け回っています。（大阪府・小浜明代）