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2025年5月18日(日)

連日空爆 250人超殺害

国連「民族浄化に等しい」

ガザ地区

 【カイロ=米沢博史】イスラエル軍は16日にもパレスチナ・ガザ地区全域で激しい空爆を実施しました。ガザ保健当局は、同日に地区内各地の病院に運ばれた遺体109人を含め、16日だけで115人以上が死亡し、前日と合わせて250人以上が殺害されたと告発しました。

 イスラエル軍は同日、ガザに対する作戦拡大の「第1段階」を開始したと発表。ガザ北部の住民に南部への避難を命じるビラを空から散布しました。「人質解放」「ハマス解体」を口実に住民へのジェノサイド(集団殺害)を激化させています。

 ターク国連人権高等弁務官は、空爆の強化と住民の強制的な避難について、「民族浄化に等しい」と強く非難しました。

 エジプトも、「非武装の市民に対する恐ろしい犯罪」だとして「最大限の非難」を表明。

 フランスのマクロン大統領は同日、2023年10月のイスラエルによるガザへの大規模攻撃の開始以降、「人道的に前例のない局面に入っている」「人道危機は耐え難い」と述べました。記者団から、「ロシアに対するものと同等の制裁をイスラエルに課さないのは二重基準ではないか」と問われると、「その質問はまったく正当であり、今後数週間で検討する」と答えました。


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