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2025年5月8日(木)

「同姓強制は時代錯誤」

国会前で「平和を求め軍拡を許さない女たちの会」

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(写真)「同姓、別姓私が選ぶ」などと声を上げる参加者=7日、東京都千代田区

 運動と世論によって、実現への動きが盛り上がる選択的夫婦別姓制度。「平和を求め軍拡を許さない女たちの会」の呼びかけで7日、今国会での立法を求めて50人以上の市民が国会前で声を上げました。

 同会代表の田中優子法政大学名誉教授は、夫婦別姓を認めないことは憲法24条などに違反し、日本は女性差別撤廃条約を批准しているとして国際的な約束にも違反していると批判。「女性が自分の姓を選べない社会は持続可能な社会ではない。議員の皆さん、力を入れてください」と訴えました。

 毎回参加しているという新日本婦人の会会員(45)=大田区=は3月から旧姓を通称使用しています。「私のアイデンティティーは姓にある」と使い始めましたが、旧姓で印鑑証明を取れずに不便を感じています。「一部の自民党の古い価値観を押しつけて同姓を強制するのは、人権侵害で時代錯誤です」と話しました。

 野党国会議員が参加し、あいさつ。日本共産党の本村伸子衆院議員は、選択的夫婦別姓を求める請願が国会に提出されて50年になると指摘。「生まれ持った姓で生きたいという願いは踏みにじられ続けている。今度こそ実現するために力を合わせよう」と力説しました。

 参加者は「いつまで待たせる夫婦別姓」「今すぐ実現夫婦別姓」などとシュプレヒコールしました。


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