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2025年5月7日(水)

「戦争準備と政府に都合の悪いこと隠すため科学に介入」

学術会議法案反対動画 「いいね」1万超え

 政府が衆院でのスピード採決を狙う学術会議解体法案の危険性を指摘し、「100年に1度の危機が来ている」「日本の未来は衰退へと向かってしまうかもしれない」と訴える動画が、SNSで急拡散しています。投稿されてからわずか1日で、動画へのアクセスは396万を超え、「いいね」は1万を超えています(6日午後8時現在)。

 動画を作成し、登場するのは隠岐さや香・東京大教授(専門は科学史)。1949年に設立された日本学術会議は、科学者が第2次世界大戦で政府のいいなりになり、「無謀な戦争に加担してしまった反省」から、平和のために科学を生かすと誓って始まったと指摘。「政府は再び戦争の準備をするために学術会議に介入しようとしている」と批判します。

 さらに、隠岐氏は「科学の視点からリスクを伝えなければ、日本の将来のために良い制度はつくれない」と指摘。同法案によって「国はリスクから目を背け、都合の悪いことを隠すために科学に介入しようとしています。このままでは科学に基づいた政策ではない政治目的や利権に基づいた政策が増えてしまうかもしれません」と主張します。

 隠岐氏は、ハッシュタグ「日本学術会議への介入に反対します」をつけて、動画を拡散するよう呼び掛けています。


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