2025年5月3日(土)
主体的調査・全容解明を
PFAS 横田基地巡り山添氏ら
![]() (写真)横田基地のPFAS汚染水放流について要請する(前列左2人目から)尾崎、山添、アオヤギの各氏ら=4月30日、参院議員会館 |
米軍横田基地(東京都福生市など5市1町)で、米軍が貯水池に残った有機フッ素化合物(PFAS)を含む水をフィルターで浄化し放流するなどとしていることについて4月30日、日本共産党の山添拓参院議員、アオヤギ有希子、尾崎あや子の両都議は住民や関係市議らとともに防衛、環境両省の対応をただしました。吉良よし子参院議員秘書が同席しました。
PFASを含む水は、昨年8月の豪雨時に消火訓練エリアから漏出し基地外に出た蓋然(がいぜん)性が高いとされ、残水が貯水池にたまっていました。放流について東京都と5市1町は、処理方法などの詳細の情報提供や同基地への立ち入りとサンプル採取、処理後の水の濃度確認、フィルターの適切な処分などを防衛相に要請しています。
防衛省の担当者は「今後、国と自治体で環境補足協定に基づき基地に立ち入り、サンプル採取をする予定」と明らかにし、時期は「米側との調整がある」と述べました。
参加者はサンプル採取について、米側から提供された処理後の水の濃度を測定するということではなく、主体的な調査を行うことや処理前の水や土壌の調査も行うことを求め、立ち入りに関して調整のさなかに米側が放流などの方針を一方的に示したことについて「勝手なことはするなと言うべき」だとただしました。
山添氏は「日本の国土の汚染であり、及び腰にならずに調査を求めるべきだ」と述べ、一昨年1月に起きた同基地でのPFASを含む泡消火剤の漏出について防衛省が「事実関係を確認中」と繰り返していることを批判、同基地の汚染に関して「全体を明らかにすることが必要」と強く求めました。









