2025年4月30日(水)
消費税・コメ 響き合う
都議選・参院選 田村委員長・吉良氏訴え
品川・白石都議 練馬・とや都議
![]() (写真)激励に手を振ってこたえる(左から)とや英津子都議、田村智子委員長、吉良よし子参院議員=29日、東京都練馬区 |
夏の東京都議選、参院選での勝利をめざした日本共産党演説会が29日、品川、練馬両区内で開かれ、田村智子委員長、吉良よし子参院議員(参院選東京選挙区予定候補)が、都議選での前進、参院選での比例5予定候補全員勝利と東京選挙区での勝利にむけた支援を呼び掛けました。品川区の演説会では白石たみお都議、練馬区・石神井公園駅前での街頭演説では、とや英津子都議の両都議選予定候補がマイクを握り、議席死守を訴えました。
田村氏は、自公政権が物価高騰対策で無策におちいるもとで、消費税の減税が「現実的な国政の焦点になっている」と指摘。食料品のみ対象にすることや時限的な消費税減税との意見もあるが、すべての消費税の一律減税でインボイスを廃止し恒久減税から廃止にむかう、財源は大企業・富裕層に応分負担を―という共産党の提案の特長を示し、これこそ国民の要求にこたえる減税だとしてその実現を呼び掛けました。
演説会参加者との対話では「コメが高騰して国民が困窮している。国を守る農家への所得補償を防衛費から捻出すべきだ」との質問があがりました。
田村氏は、備蓄米が出回っても価格が下がらないのは「圧倒的に量が足りていないからです」と回答。コメ不足の根本的な解決のためには欧州諸国のように農家への十分な公的補助を出す必要性を説き、「軍事費を削って農業に回そう」と主張しました。
![]() (写真)激励にこたえる(壇上左から3人目より右へ)白石たみお都議、田村智子委員長、吉良よし子参院議員=29日、東京都品川区 |
吉良氏は、消費税導入時から一貫して廃止を唱えているのが共産党だとして、都議選と参院選の躍進で「命と暮らしを守る政治を実現させよう」と語りました。
白石都議は、都営住宅の用地に最高で家賃月200万円の高級賃貸マンションが建てられる再開発の実態を告発。「これでは一部の富裕層しか住めない。都営住宅をつくれ、という仕事をやらせてほしい」「弱い者をいじめる政治を変えよう」と述べ、大規模再開発優先の都政の転換を訴えました。
とや都議は、学校給食費無償、シルバーパス値下げ、補聴器助成などの実績をあげ、「19人の共産党議員団をもっと強くしてもらい、都民の暮らし第一の都政へ」と呼び掛けました。