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2025年4月10日(木)

ケア労働こそ大幅賃上げ

財務省前 日本医労連など訴え

全国で最賃ビッグアクション

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(写真)ケア労働者などの大幅賃上げを求めて唱和する参加者ら=9日、財務省前

 全労連・国民春闘共闘委員会は9日、物価高を上回る大幅賃上げやケア労働者の賃上げ、最低賃金全国一律1500円以上への底上げをめざして、3月に続く全国統一行動として「賃金上げろ! 最賃ビッグアクションデー」への決起を呼びかけ、各地の職場・地域でストライキや宣伝、集会、要請、デモなどが行われました。

 ケア労働者の春闘回答は昨年より低く他産業との格差が拡大。財務省前では日本医労連関東甲信越地方協議会などが行動し約300人が「大幅賃上げへ国のお金を回せ」と訴えました。

 永島達哉事務局長は、コロナ禍前より状況がひどく、賃上げも増員もない中で職員が疲弊し現役の退職を新しい人で補えないとして「このままでは医療・介護・福祉が崩壊してしまう」と告発。春闘で続くゼロ回答について「命や健康、尊厳を守ることを第一任務にする国が何ら手を打たないことが最大の問題だ。医療・介護・福祉産業を守るためにケア労働者の大幅賃上げに国のお金を回す当たり前の決断を」と力を込めました。

 新潟民医連労組の羽賀泰子書記長は、賃上げ支援の報酬改定がベースアップにつながらず一時金も削減されていると強調。「物価高で生活が精いっぱいで蓄えが十分できない。人手不足で休憩もまともに取れず、離職が相次いでいる。ケア労働者が減れば地域住民が必要な医療を受けられなくなる」として国の抜本的な政策転換を求めました。

 応援に駆けつけた東京地評やJMITU(日本金属製造情報通信労組)東京地本、全労連・全国一般東京地本の代表があいさつしました。


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