2025年3月20日(木)
財務省が文書概要開示
森友学園公文書改ざん 赤木雅子さんに
学校法人森友学園を巡る財務省の公文書改ざん問題で、財務省は19日、改ざんを強いられ自死した近畿財務局職員の赤木俊夫さん=当時(54)=の妻、赤木雅子さんに関連文書の概要などを開示しました。公開予定文書の一覧や公開のスケジュールなどが示されました。
文書を巡っては、雅子さんが国による不開示処分取り消しを求めた訴訟で1月、大阪高裁で逆転勝訴し、確定していました。同省は19日、参院予算委員会理事会などにも開示しました。
今回開示予定の文書は、学園側と国が国有地の売買契約を結ぶ2016年6月までの、両者の応接記録など全6分冊、2000ページ超。文書改ざんが始まる前の時期にあたります。4月上旬をめどに公開する方針。
国有地売却に向けての交渉過程では14年4月に森友学園側が、安倍晋三首相(当時)の妻、安倍昭恵氏と並んで写った写真を財務省に提示。売却に難色を示していた財務省がこの後から前向きに転じたことがわかっています。ただ、今回開示された一覧表にその日付のものは含まれていません。
同省は今後、段階的に文書を開示する予定。6月上旬をめどに、俊夫さんがまとめたとみられる資料を公開するとしています。








