2025年3月17日(月)
米軍、イエメンで攻撃
フーシ派標的 31人殺害
【ワシントン=洞口昇幸、カイロ=秋山豊】米軍は15日、中東イエメンの武装組織フーシ派を標的に大規模な軍事攻撃を始めました。フーシ派の保健当局によると、米軍の攻撃で少なくとも31人が殺害されました。多くは女性と子どもです。
トランプ米大統領は「フーシ派の米船舶への攻撃は許されない。われわれは目的を達成するまで圧倒的な殺傷力を行使する」とSNSに投稿。攻撃は数週間続く可能性があり、トランプ氏が1月20日に大統領に就任して以来、中東で最大の軍事作戦となります。
フーシ派は2023年11月以降、イスラエルの攻撃を受けるパレスチナ人に連帯するとして船舶を繰り返し攻撃。今月11日には、イスラエルによるパレスチナ・ガザ地区への物資搬入阻止への対抗だとして、イスラエル船舶への攻撃再開を表明していました。
トランプ氏はイランに対しても「(フーシ派への)支援を直ちにやめろ。気を付けろ」と警告。イランのアラグチ外相は「(米国に)イランを指示する権限はない」「(米国は)イスラエルのジェノサイド(集団殺害)への支援をやめよ」「イエメン人殺害をやめよ」とSNSに投稿しました。








