2025年3月16日(日)
「政治動かす報道できた」
アンビシャス賞授賞式 本紙記者スピーチ
民主主義に貢献する優れた報道の応援などを目的に活動する北海道の市民団体「メディア・アンビシャス」(代表、上田文雄元札幌市長)が15日、2024年メディア・アンビシャス大賞の表彰式をオンラインで行いました。「しんぶん赤旗」は、裏金づくりで非公認になった候補者へ自民党が政党助成金2000万円を支給したスクープ(昨年10月23日付)で、大賞に次ぐ「アンビシャス賞」を受賞。社会部の三浦誠部長と矢野昌弘副部長が出席し、スピーチしました。
同会は授賞理由を、「大手メディアの中で奮闘する『しんぶん赤旗』の功労に対する市民からの拍手です」としています。スピーチで矢野副部長は、「赤旗」の特報がきっかけで与党が過半数割れに追い込まれたことを紹介。「この結果、(今国会で)高額療養費の上限額引き上げを中止させるなど政治を動かす報道ができた」と述べました。三浦部長は「非公認への資金提供は、選挙で有権者をだます行為であり、民主主義をゆがめる」と語りました。
「赤旗」の受賞は、菅義偉元首相による日本学術会議会員の任命拒否と、自民党派閥による裏金づくりの特報に続いて3回目です。