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2025年3月14日(金)

水道料値上げ阻む一票 党派超えて小倉候補に

千葉県知事選 船橋で志位議長訴え

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(写真)声援にこたえる志位和夫議長(右)と小倉正行知事候補=13日、千葉県船橋市

 「憲法がいきる明るい千葉県をつくる会」の小倉正行候補と、自民党丸抱えの現職知事の一騎打ちとなっている千葉県知事選(16日投票)。日本共産党の志位和夫議長は13日、船橋市で行われた街頭演説で「暮らしを壊し、命を脅かす、水道料金値上げストップの1票は党派を超えて小倉さんに」と熱く訴えました。

 小倉候補は「県民の盾となるのが千葉県政です。暮らしを直撃する水道料金値上げは必ず中止させます」と決意を語りました。

 志位氏は、「こんなにわかりやすい選挙はありません。水道料金の値上げの是非を問う県民投票の選挙です」と切り出し、2026年度から県営水道料金の20%値上げを表明している現職知事を厳しく批判。「なぜ水道料金の値上げの動きが起こっているのか。その大本には自民党県政が、八ツ場ダム建設など巨大公共事業を進めるためにたてた過大な水需要予測が破綻したことがあります。その反省も抜きに、自らの失政のツケを県民の負担に押し付けるのは筋違い、大間違いです」と述べました。

 志位氏は、現職知事が小倉候補の論戦に押され、苦しくなって、「誰が知事であっても料金見直しは避けられない」などと言い訳を始めたことに言及。「全くのウソです。過大な水需要予測が破綻したのに独立採算制にしがみついているのが間違いです。巨大開発をやめて、一般会計からの繰り入れを増やせば値上げは止められます」と訴えました。

 さらに志位氏は、自民党丸抱えの現職知事が県民に押し付けている負担増は水道料金だけではないとして、知事が国の号令に従って、市町村に対して、国保料を引き下げるための一般会計からの繰り入れをやめろと圧力をかけ、値上げをあおってきたと批判。「小倉さんで、国保への補助を復活させ、国保料を引き下げましょう」と訴えました。

 最後に志位氏は、千葉県の知事選は国の政治にも大きな影響を与えると強調。高額療養費の引き上げを「凍結」に追い込むなど、「声をあげれば政治は動く」ことを述べるとともに、軍事費の異常突出、消費税による税金のゆがみなど、自民党政治のゆがみの根本を突く論戦を紹介。「小倉さんの勝利で、自民党政治に、千葉県から痛烈な審判を下しましょう。千葉県から日本の政治を変えましょう」と熱く訴えると、聴衆から大きな拍手がわき起こりました。


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