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2025年3月12日(水)

女性役員3割実現を

民放労連など フジTVに署名提出

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(写真)フジテレビ担当者(右)に署名を手渡す(左へ)MICの西村誠議長と民放労連の岸田花子委員長、岩崎貞明書記次長=11日、東京都港区

 フジテレビ労働組合などが加盟する日本民間放送労働組合連合会(民放労連)と日本マスコミ文化情報労組会議(MIC)は11日、放送局の女性役員を3割にすることを求めるネット署名2万5062人分を、フジテレビと日本民間放送連盟(民放連)に提出しました。

 署名は、元タレントの中居正広氏の性加害疑惑をめぐるフジテレビの対応が批判を浴びた問題では、経営陣の人権への理解の欠如が関わっていると指摘。意思決定層の多くが高齢男性で占められている状況に対して、女性や多様な視点を取り入れることは、偏った状況を改善する効果があると強調しています。

 フジテレビでは1時間の意見交換。民放労連の岸田花子委員長は「メディアスタッフ、出演者、関連会社で働く人も全員が安心して働けるように見直さなければ、いいコンテンツを出せない」と強調。MICの西村誠議長は「意思決定層のジェンダーバランスが取れていないと、女性が安心して働けない」と指摘しました。

 フジテレビ側は吉田優子総務部長が応対し、さまざまな立場の人との対話を通じて会社への変革につなげたいと表明しました。


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