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2025年3月3日(月)

「自宅の状態が心配」

大船渡山林火災 共産党が調査

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(写真)避難所で被災者をお見舞いし、要望を聞く高橋氏(手前左)ら=2日、岩手県大船渡市三陸町

 岩手県大船渡市で起きた大規模山林火災の焼失面積が1800ヘクタール(2日午前6時現在)まで拡大するなか、日本共産党の高橋千鶴子前衆院議員、斉藤信、高田一郎の両県議は2日、現地調査に入り、避難所で被災者をお見舞いし、要望を聞きました。藤倉泰治気仙地区委員長、大船渡市議団らも参加しました。

 三陸町越喜来(おきらい)の三陸公民館には、全域に避難指示が出された同町綾里(りょうり)から250人が避難しています。

 避難所運営に携わる綾里地区公民館長は「火の勢いが速く、着の身着のまま避難した人が多い。最大の心配は家がどうなったのかがわからないことです。初めは地元消防団が録画した火災現場の画像を見れたが、いまは情報がない」と話しました。

 母親、娘と避難している50代の女性は、同公民館の和室で寝泊まり。部屋は密状態で、女性は「くの字になって寝ている」と説明します。80代の母親は「炊き出しの芋の子汁が、うまかった」と喜びました。

 調査では、避難所の運営に東日本大震災の津波の教訓が生かされていることが明らかに。越喜来小学校の避難所は避難者を集落単位で分けており、ボランティアの支援も活発に行われていました。


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