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2025年3月1日(土)

参院選予定候補駆ける

山下よしきさん 現 【活動地域】大阪・兵庫・滋賀・奈良・和歌山

あったかい連帯胸に

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(写真)やました・芳生 1960年香川県生まれ。党副委員長。参院議員4期目、環境委員会など歴任。

 「自民党には裏金を解明する気が全くない。政治倫理審査会に出席さえすれば裏金議員を免罪するのか」

 昨年から参議院の政倫審で裏金議員を25人追及。違法性を認識する秘書に派閥の事務局が裏金づくりを強要したという証言を引き出し、組織的犯罪の実態を明るみに出しています。

 「単に議員が甘い汁を吸ったという話ではない。政治資金規正法の目的は、収支を公開し政治活動を国民の監視と批判の下に置き、民主政治の健全な発展に寄与すること。だから裏金は民主政治を根本から破壊する犯罪。全容解明が必要だ」

 「困った人をほっとかない、あったかい人間の連帯を国の政治に」がモットー。一貫して現場に足を運び、この6年間だけでも、カジノ・万博会場、PFAS汚染、石炭火発から学校まで調査して追及。児童らが教室に「すし詰め」状態の特別支援学校の設置基準の制定や、コロナ禍で仕事が激減したシフト制労働者の救済に道を開きました。

 議員活動の原点は1995年1月の阪神・淡路大震災です。7月に参院で初当選し「生活と住宅再建に個人補償を」とくり返し求めるも、当時の村山政権は「自助努力が原則」と拒否。「国会議員はこんなに無力なのか」とくやしい思いも。

 転機は被災者や作家の小田実さんらと取り組んだ個人補償を求める議員立法運動です。新人議員ながら他会派の議員を一人一人訪ね「戦後未曽有の災害時に国会に身を置く者の使命」と訴え。6会派39人の賛同で提出した法案は98年、被災者生活再建支援法に実りました。

 国会と地元近畿を往復し党の値打ちを語り広げる先頭に。「私も学生の時、共産党に抵抗があったが“軍事費削って教育に回せ”と自治会で要求実現めざし活動する中で党の主張に共鳴。一緒に声を上げ運動することが共通の土台になり、偏見はなくなります」


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